121

最新ニュースを受け取る

amazarashi 秋田ひろむ文芸誌に詩とエッセイ初寄稿 本人コメントも

『別冊文藝春秋』2016年3月号

2月19日(金)、主要電子書店にて刊行される電子文芸誌『別冊文藝春秋』2016年3月号にて、人気ロックバンドであるamazarashiでボーカルを担当する秋田ひろむさんが書き下ろしのエッセイを寄稿することが明かされた。

秋田ひろむさんの詩が文芸誌に掲載されるのは史上初となり、「青森唱歌」「死の克服」「インダビルディング」など五篇の詩と、詩に対する思いを綴ったエッセイ「詩への一言」一篇を掲載。

発売に際して、秋田さんからのコメントも到着している。

青森が生んだ才人 amazarashiの秋田ひろむとは?

「世界収束ニ一一六」のアーティスト写真 1964年に創刊された文藝誌『別冊文藝春秋』は、2015年5月より完全電子化。隔月刊行で、偶数月に販売されている。

今回、オリジナルの詩を寄稿した秋田ひろむさんは、地元・青森県に根ざし、一切素顔を明かさず活動。ライブでは1万人規模のチケットが完売し、YouTubeで公開したMVの総再生回数は2600万回を超える人気バンド・amazarashiのボーカルにして全作詞作曲を手がけている。

掲載される「青森唱歌」をはじめとする詩からは、日々の暮らしで抱えている思いや感性、青森で刻んできた記憶の風景が交錯し、リアルな景色が鮮やかに立ちあがる。

二編目「死の克服」、三編目「インダビルディング」と進むにつれ、思いは東京、そしてミュージシャンとしてのアイデンティティへと飛翔していくという。

気鋭作家からも賞賛の声 秋田さんからのコメントも

秋田さんと同世代で、その詩性を高く評価されているSF作家の宮内悠介さんは、秋田さんの詩に触れ、以下のようにコメント。
 

七五調の定型から始まった詩がふいに逸脱を始め、羽ばたいていく。元々の表現の地力があるからこそ、いままさに『詩』と格闘し、試行錯誤している様が独特の緊張感と、ライブ感を生んでいます。青森というご自身のアイデンティティを前面に出しながら、そこに寄りかかっている印象はなく、品があるとも感じました。
『青森唱歌』につづく『死の克服』では、80歳のおばあちゃんの言葉を聞きながら、〈果たして人間は死を克服できるのか〉と内省していく過程が描かれていて、つづく疑問と否定……そして、その疑問を塗り替えるような愛情が薫るフィナーレへと昇華されていきます。 
私がもっとも好きなのは三篇目の「インダビルディング」で、こちらは一転ポップななかにパンクの精神が顔を覗かせていて、「踊れ踊れ」と繰り返されるリフレインのなかで、「政治的主張を持って踊れ」「シャーマニズム的に踊れ」「体系を踏まえた上でちょっとオリジナリティを出しつつ踊れ」とたたみかけるような言葉が続き、最後は文体そのものが崩れ、文章なのかオノマトペなのかという領域までいく――。普通、このように内容を相対化していくと全体のテンションは落ちていくのに、この詩は逆です。なんでもかんでも(情報や意見が)SNSで流れてきて、自分の頭で考えようと思っても、頭上から押さえつけられるように思考を奪われ、相対化させられてしまっている私たちにとって、こうした詩のありようは一つの救いです。
他の方の名前を持ち出すのは申し訳ないのですが、かつての町田康さんの出現が脳裏をかすめました 宮内悠介さんのコメント

そして、これまでにもamazarashiのアルバムの中で、収録曲と同名の「詩」をたびたび収録してきた秋田さんは以下のようにコメントしている。

これまでは、とにかく前提となる楽曲を多面的に楽しんでもらえるようにという思いで、たとえば主人公をかえてみたり、テーマは同一ながら歌詞とは違う視点や意識で書くということを自分に課していました。今回はそういう制約から解放された初めての体験だったので、歌ではできないことに挑戦したいと思って……最初に思い浮かんだのは『鉄道唱歌』で、ああしたいつもとは違うフォーマットに載せて書き始めてみたらすごく楽しくなってきて、テンションがあがっている自分に気がつきました。それに呼応するようにリズムからも解放されて、いまのような形の詩が生まれました 秋田ひろむさんのコメント

3rdアルバム『世界収束ニ一一六』に小説と詩集も同梱

『世界収束ニ一一六』初回A

『世界収束ニ一一六』初回A

amazarashiが2月24日(水)にリリースする3rdアルバム「世界収束ニ一一六」の初回限定盤Aには、秋田さんの書き下ろしオリジナル小説「花は誰かの死体に咲く」と、楽曲と同タイトルの詩集が掲載された上製本が同梱される。

こんな記事も読まれています

関連商品

別冊文藝春秋 電子版6号 (文春e-book)

著者 : 秋田ひろむ, 飴屋法水, 安東能明, 近藤史恵, 福田和代, 藤野恵美, 七月隆文, 吉永南央, 小嶋陽太郎, 橘玲, 中村航, 冲方丁, 貴志祐介, 楡周平, 青柳碧人, 沢村浩輔, 朱野帰子, 伊与原新, 熊谷達也, 酒見賢一, 夢枕獏, 中山七里, 千早茜, 我孫子武丸, 穂村弘
発売 : 2016年2月19日
販売元 : 文藝春秋

発売日:2月19日(金) 主要電子書店にて発売
定価:本体800円+税  
装画:長場雄  
装丁:大久保明子

音源情報

amazarashi 3rd Full Album『世界収束二一一六』

発売日 2016年2月24日(水)

【初回生産限定盤A】
CD+DVD 
オリジナル小説「花は誰かの死体に咲く」、詩集本 封入
3,500(tax out)
AICL 3068~9

CD
1 タクシードライバー
2 多数決
3 季節は次々死んでいく
4 分岐
5 百年経ったら
6 ライフイズビューティフル
7 吐きそうだ
8 しらふ
9 スピードと摩擦
10 エンディングテーマ
11 花は誰かの死体に咲く
12 収束

DVD
amazarashi 5th anniversary live 3D edition 2015.08.16
後期衝動
季節は次々死んでいく
ヒガシズム
冷凍睡眠
スターライト
MV
多数決

【初回生産限定盤B 5000枚限定】
CD+amazarashiフィギュア封入
3,500(tax out)
AICL 3071~2
CD

1 タクシードライバー
2 多数決
3 季節は次々死んでいく
4 分岐
5 百年経ったら
6 ライフイズビューティフル
7 吐きそうだ
8 しらふ
9 スピードと摩擦
10 エンディングテーマ
11 花は誰かの死体に咲く
12 収束

【通常盤】
CD
2,778(tax out)
AICL 3070
CD
1 タクシードライバー
2 多数決
3 季節は次々死んでいく
4 分岐
5 百年経ったら
6 ライフイズビューティフル
7 吐きそうだ
8 しらふ
9 スピードと摩擦
10 エンディングテーマ
11 花は誰かの死体に咲く
12 収束

イベント情報をもっと読む

関連キーフレーズ

「amazarashi」を編集する

キーフレーズの編集には新規登録またはログインが必要です。

この記事をツイート 66

KAI-YOU.netでは、ユーザーと共に新しいカルチャーを盛り上げるため、会員登録をしていただいた皆さまに、ポップなサービスを数多く提供しています。

会員登録する > KAI-YOU.netに登録すると何ができるの?

この記事へのコメント(0)

SNSにも投稿する

twitter_flag facebook_flag

コメントを削除します。
よろしいですか?

ページトップへ