amazarashi、初の武道館ライブを限定公開 スマホと連携した特別演出も

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新言語秩序

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POPなポイントを3行で

  • amazarashi初の武道館公演がYouTubeで無料配信
  • 公演は高い評価を受け文化庁メディア芸術祭で賞を受賞
  • イラストレーター・YKBXによるグッズの限定販売も
ロックバンド・amazarashiが、初の武道館公演「新言語秩序」の様子をYouTubeにて期間限定無料配信をする。

配信は6月9日(火)の19時30分に開場、20時より開始される。

文化庁メディア芸術祭 優秀賞を受賞した「新言語秩序」

メッセージ性に富んだ歌詞と、それを後押しするエモーショナルなサウンドで知られるロックバンド「amazarashi」。

ボーカル・秋田ひろむさんの朗々とした語り口調の歌声や、メンバーの顔出しは一切せず、リリースされるCDには楽曲と同タイトルの詩が付属するなど、その独特な活動形態から不動の地位を築いている。
『amazarashi LIVE 朗読演奏実験空間 新言語秩序』Trailer
2018年には、彼らの初となる武道館公演「新言語秩序」を行い2万人を動員。

本公演では、「言葉が禁止されたディスピア」という公演コンセプトを元に、小説をはじめ新曲やMV、ゲリラショップといったあらゆる表現物を、検閲された状態でリリース。同時に、検閲を解除できるアプリを配布して、観客はレジスタントとしてプロジェクトに参加するという演出が施された。

社会の情勢や1回限りの再現性のないライブ会場での体験を組み込んだこの革新的な演出は高い評価を受け、「第23回文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門 優秀賞」を受賞した。

スマートフォンと連携したライブ演出

今回、amazarashiがデビュー10周年の節目を迎える6月9日(火)にあたって、オンライン配信「朗読演奏実験空間“新言語秩序” Ver. 1.01」をYouTubeにて期間限定無料配信をすることが決定した。

メディア芸術祭の受賞理由ともなった、舞台演出に使われたアプリ「新言語秩序」は本配信用にアップデートされ、全てのコンテンツが見れるように解禁される。

ライブ映像の配信後には、秋田ひろむさんによる今回のための書き下ろし楽曲「令和二年」を含む3曲の弾き語り自宅ライブ特別配信も予定されている。

今回の新言語秩序の配信に伴って、秋田ひろむさんはSNSによって相互監視が強まる現代社会へのコメントを寄せている。

『新言語秩序』は、一般市民同士の相互監視によって言葉が奪われた社会を描いています。

このテーマが時を経て、より深刻に感じられてしまう今の社会のムードが悲しいです。

amazarashiは希望を歌ってきましたが、それは人間の良心に依拠した僕の幻想にすぎません。現実は僕の想像よりずっと無情だったように思います。

この作品を通して、心の中に自問自答や葛藤のようなものが芽生えてくれたら、それが巡り巡ってどこかの誰かの希望になりえるのではないかと、そうであってほしいと願っています。 秋田ひろむさんコメント

無常なる相互監視の中で

今回の配信にあたって、武道館公演時に販売されたグッズや、amazarashiのジャケット写真などを手掛けるイラストレーター・YKBXさんの書下ろしイラストがデザインされたグッズを数量限定で販売。

販売はオフィシャルストアにて6月4日(木)18時から。グッズの売り上げの一部は国立国際医療研究センターに寄付される。

今回販売されるグッズ

辛い状況が続き、SNSで怒りや偏見が噴出する現代社会において、我々が行える良いこととはなんだろうか?

現代社会に問いを投げかけ、希望を歌い続けるamazarashiのライブで何を感じ、考えるのだろうか。

「新言語秩序」の演出を予習・復習

"今"と向き合う者たちの声

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