西島大介の漫画『すべてがちょっとずつ優しい世界』英語版カードゲーム制作

西島大介の漫画『すべてがちょっとずつ優しい世界』英語版カードゲーム制作
西島大介の漫画『すべてがちょっとずつ優しい世界』英語版カードゲーム制作

英語版カードゲーム「A kindly world」

POPなポイントを3行で

  • 西島大介の漫画『すべてがちょっとずつ優しい世界』
  • 英語版カードゲームを製作するクラウドファンディング
  • 目標はすでに達成、返礼品として同作の英語版電子書籍も
漫画家・西島大介さんの作品『すべてがちょっとずつ優しい世界』の英語版カードゲーム「A kindly world」を制作するクラウドファンディングが、Kickstarterで行われている。

同カードゲームは、書店・双子のライオン堂とゲームデザイナー・新澤大樹さんがタッグを組んで制作。

2021年1月に原作と同題の日本語版カードゲームが発売されており、今回はその英語版制作のクラウドファンディングプロジェクトとなる。

なお8月12日時点で、プロジェクト目標額となる30万円を突破しており、120万円近くの支援金が集まっている。

西島大介の名作がカードゲームに

『すべてがちょっとずつ優しい世界』は、『ディエンビエンフー』などで知られる漫画家・西島大介さんが『モーニング・ツー』(講談社)で連載し、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作に選出された作品。

夜が明けず、収穫もごくわずかな「くらやみ村」に暮らす村人たちが、街からきた人から勧められて「ひかりの木」を植えたところ、村に異変が起きるという物語だ。

シンプルで緊張感のあるゲームを

この作品の英語版カードゲーム「A kindly world」のアートワークには、可愛らしくもどこか寂しさを感じさせる原作の絵が使用されている。

百人一首を用いたゲーム「坊主めくり」とボードゲームのシステムである「セットコレクション」を組み合わせたようなシンプルなゲームになっており、プレイヤーは、漫画の登場人物になってアイテムや漫画のシーンをコレクションしていくことになる。

日本語版カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」

日本語版カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」

日本語版カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」

制作は双子のライオン堂と新澤大樹さんによるもの。新澤さんはカードゲーム「マスクメン」(Oink Games)など、20作以上のゲームを手がけたデザイナーだ。

日本語版カードゲーム「すべてがちょっとずつ優しい世界」の発売に際し行われたインタビューで新澤さんは、「運だけでなく、自分自身の選択でゲームを運んでいく緊張感」を工夫した点に挙げている(外部リンク)。

また今回のプロジェクトの返礼品として、原作『すべてがちょっとずつ優しい世界』の英語版電子書籍が用意されている。原作ファンも見逃せないプロジェクトだ。

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