「渋家(シブハウス)」4月末閉所に 多くの気鋭クリエイターを輩出

「渋家(シブハウス)」4月末閉所に 多くの気鋭クリエイターを輩出
「渋家(シブハウス)」4月末閉所に 多くの気鋭クリエイターを輩出

渋家(シブハウス)外観

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POPなポイントを3行で

  • 「渋家(シブハウス)」4月末で閉所
  • 特設サイトで関係者のコメントを公開
  • 引っ越して継続を検討中
渋谷の一軒家を拠点に、年齢、職業が異なるクリエイター/アーティストが集うシェアハウス・渋家(シブハウス)が、4月末で閉所されることがわかった。

閉所の理由について、賃貸借契約の更新交渉で合意に至らなかったためとしている。

今回の件を受け、渋家は特設サイトを公開。歴代メンバーとこれまで渋家に携わった関係者50名以上から寄せられたコメントを随時公開していくという。

様々なクリエイターを輩出してきた「渋家」

渋家は、アーティスト、DJ、クリエイターなど男女30人ほどが集うプロジェクトスペースとして2008年に始動。

現在の拠点となっている一軒家は、3階建て・地下付きの民家で、2011年から4軒目の拠点として入居が開始され、2008年から続く渋家の活動のうち9年がこの場で培われてきた。

毎月22日に行われてきたホームパーティーは、通算100回を超え、地下・クヌギでのDJや、美術展、トークイベントなどを開催。

これまでに、空間演出ユニット・huezのとしくにさん、Maltine Recordstomadさん、アイドルユニット・バンドじゃないもん!のメンバーであるちゃんもも◎さん、写真家の小林健太さん、ファッションデザイナーの毒kinokopinkさん、現代美術家の中島晴矢さんなど、多くのクリエイターを輩出してきた。

2018年には10周年記念イベントを「MAGNET by SHIBUYA109」の屋上で開催するなど、拠点内外で様々な企画を積極的に行なっている。

移転資金の支援を募る

今後の渋家について、渋家14代目代表のayano_chan(のち)さんは、下記のように表明。

「いままで渋家に関わってきた人たちの、数え切れない感情を、「お金がなくて渋家がなくなります。」の一言で宙に浮かせるなんて、やるせいない。まだ、何者にもならない劣等感を抱えながらも、馬鹿に遊んで、馬鹿に喧嘩して、馬鹿に騒いで、必死にもがいて必死に生きていたい。何者かになれるのを、諦められない。渋家、引っ越します。」 ayano_chan(のち)さんのコメント

現在の拠点は閉所するものの、移転を検討しているという。

また、新しい家の契約費といまの家の修繕費など、引っ越しに必要な資金500万円の支援を募っており、現在の渋家のラストパーティーとなる3月22日(日)および4月22日(水)のホームパーティーへの参加を呼びかけている。

渋家、これまでの活動を振り返る

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