デザイナー・毒kinokopinkさんによるファッションブランド「kill remote」(キル・リモート)が、2019年春夏コレクション「みなしギャルと猫」の展示会を開催する。
12月10日(月)から12月16日(日)まで、渋谷・GALLERY CONCEALにて。入場は無料。
これに、自由意志の象徴としてたとえられる猫を重ねた、新たなギャルのイメージを想起させるウェアが展開される。
「みなしギャル」は抽象化され約分されたイメージを元に構成されるがゆえに、当時のギャルカルチャーの背景にあった売春等の非合法的な表層化されにくい部分は排除し、刹那的で内輪志向でアゲな表層的なマインドを抽出しているという。
これまでに数々のアイドルの衣装制作を手がけてきた毒kinokopinkさんが、時代を読み取って、ファッションとして提案する「kill remote」の新時代のイメージ。
毒kinokopinkさんのTwitter(外部リンク)では度々、「kill remote」を着こなすアイドルたちの姿が垣間見れる。
当時渋家メンバーであり、現在「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」の大桃子サンライズことちゃんもも◎さんの衣装を制作したことから、本格的にファッションデザイナーとしての活動をはじめる。
2013年より、アーティストの衣装製作を手がけるほか、インターネットレーベル・Maltine Recordsからリリースしたアーティストのディレクターをつとめたほか、PARCO PART1「ぱりゅこ」で開催された「オスカル祭。」(関連記事)や、同じくPARCO PART1の「2.5D」で開催されたクリエイター見本市「公園会」のアートディレクションを手がけるなど、その活動は多岐にわたる。
2016年には、若手デザイナーとして密着取材を受けたNHKのドキュメンタリー番組「SHIBUYA CROSSINGS ~若者たちの交差点~」が放送され、注目を集めた。
近年では、「渋家」発のクリエイティブカンパニー・渋都市に所属するチップチューンアーティスト・TORIENAさんのオールドスクールなヤンキー感溢れるアーティストビジュアルの衣装を担当(関連記事)。
数々のアーティストの衣装制作を手がけた毒kinokopinkさんが、満を持して立ち上げた自身のブランドが「kill remote」である。
これまでに、ブランドの立ち上げとなる1stコレクション(関連記事)を2017年10月に発表。「玄関」をテーマに、「バンドじゃないもん!」の七星ぐみさんらをモデルに起用したルックを公開。 2018年3月には、「MODE MOOD CODE」をテーマにした2ndコレクションを、初となるショー形式でのルック公開で恵比寿LIQUIDROOM・KATA Galleryで開催(関連記事)。
同年6月には展示会も開催している(関連記事)。
ショーの演出は空間演出ユニット・huezが担当し、布団が敷き詰められたランウェイと薄ぼんやりとした照明で空間が演出されるなど独自のクリエーションを展開している。
12月10日(月)から12月16日(日)まで、渋谷・GALLERY CONCEALにて。入場は無料。
「みなしギャルと猫」気鋭デザイナーのブランドから新コレクション
展示される2019年春夏コレクションでは、元アイドルグループ「プティパ -petit pas!- 」として活動し、現在もアイドルやDJギズモとして活動する篠崎こころさん、クリエイティブカンパニー・渋都市のラッパー/ギャル社長のYasco.さん(関連記事)らをモデルに起用したルックを公開している。 3rdコレクションのテーマ「みなしギャルと猫」は、かつてのギャル最盛期を皮膚感覚では経験していないが、概念的な自己解釈により体感しているとみなせるという意味で現代のギャルを「みなしギャル」という視点で捉えている。これに、自由意志の象徴としてたとえられる猫を重ねた、新たなギャルのイメージを想起させるウェアが展開される。
「みなしギャル」は抽象化され約分されたイメージを元に構成されるがゆえに、当時のギャルカルチャーの背景にあった売春等の非合法的な表層化されにくい部分は排除し、刹那的で内輪志向でアゲな表層的なマインドを抽出しているという。
これまでに数々のアイドルの衣装制作を手がけてきた毒kinokopinkさんが、時代を読み取って、ファッションとして提案する「kill remote」の新時代のイメージ。
毒kinokopinkさんのTwitter(外部リンク)では度々、「kill remote」を着こなすアイドルたちの姿が垣間見れる。
毒kinokopinkがファッションデザイナーになるまで
「kill remote」を手がける毒kinokopinkさんは、宮城県出身であり、震災の体験が人生の転機となり、2012年頃に渋谷の一軒家を拠点としたアーティスト集団「渋家」(シブハウス)のメンバーとなったことに。当時渋家メンバーであり、現在「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」の大桃子サンライズことちゃんもも◎さんの衣装を制作したことから、本格的にファッションデザイナーとしての活動をはじめる。
2013年より、アーティストの衣装製作を手がけるほか、インターネットレーベル・Maltine Recordsからリリースしたアーティストのディレクターをつとめたほか、PARCO PART1「ぱりゅこ」で開催された「オスカル祭。」(関連記事)や、同じくPARCO PART1の「2.5D」で開催されたクリエイター見本市「公園会」のアートディレクションを手がけるなど、その活動は多岐にわたる。
2016年には、若手デザイナーとして密着取材を受けたNHKのドキュメンタリー番組「SHIBUYA CROSSINGS ~若者たちの交差点~」が放送され、注目を集めた。
近年では、「渋家」発のクリエイティブカンパニー・渋都市に所属するチップチューンアーティスト・TORIENAさんのオールドスクールなヤンキー感溢れるアーティストビジュアルの衣装を担当(関連記事)。
数々のアーティストの衣装制作を手がけた毒kinokopinkさんが、満を持して立ち上げた自身のブランドが「kill remote」である。
領域を横断する、独自のクリエーションに注目
「kill remote」のコンセプトは、「人の運動に付随して動かされる服の『外』との関係を考える」。これまでに、ブランドの立ち上げとなる1stコレクション(関連記事)を2017年10月に発表。「玄関」をテーマに、「バンドじゃないもん!」の七星ぐみさんらをモデルに起用したルックを公開。 2018年3月には、「MODE MOOD CODE」をテーマにした2ndコレクションを、初となるショー形式でのルック公開で恵比寿LIQUIDROOM・KATA Galleryで開催(関連記事)。
同年6月には展示会も開催している(関連記事)。
ショーの演出は空間演出ユニット・huezが担当し、布団が敷き詰められたランウェイと薄ぼんやりとした照明で空間が演出されるなど独自のクリエーションを展開している。
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