また、同グループメンバーとして活躍していた織田奈那さんと鈴本美愉さんのグループ卒業も発表。佐藤詩織さんは活動を一時休止する。
発表文には、織田奈那さんと鈴本美愉さんに関して「この発表をもちまして」との記述もあり、卒業公演を行わないという見方もできる。
「織田奈那、佐藤詩織、鈴本美愉、平手友梨奈に関しまして」全文
欅坂46のメンバーとして活動してまいりました織田奈那、鈴本美愉はこの発表をもちましてグループを卒業、平手友梨奈はグループを脱退致します。
在籍中はたくさんの応援をいただきありがとうございました。
また、佐藤詩織は本人からの申し出により活動を一時休止致します。活動再開の目途が立ちましたら改めてご案内致します。
Seed & Flower合同会社
颯爽と現れたアイドルグループの新星・欅坂46
特に、NHK紅白歌合戦出場など、日本のアイドルグループの中でも随一の人気を誇る不動のエースである平手友梨奈さんの突然すぎる脱退発表は、大きな反響を呼んでいる。2015年に結成され、2016年にはデビュー曲「サイレントマジョリティー」での挑戦的な楽曲と映像が鮮烈なインパクトを与え、アイドルファンに留まらず多大な耳目を集めることとなった。
欅坂46不動のセンター「平手友梨奈」脱退
脱退が発表された平手友梨奈さんは、その欅坂46の不動のエース。ファンからは「てち」の愛称で親しまれている。ライブやMVで見せる迫真のパフォーマンスで知られ、欅坂46のプロデュースをつとめる秋元康さんが企画してきたテレビ東京系列土曜ドラマ24『徳山大五郎を誰が殺したか?』や『残酷な観客達』に出演し、女優としても才能の片鱗を見せてきた。
初の主演映画『響 -HIBIKI-』では、15歳の天才小説家・鮎喰響を演じている。
2017年の握手会での発煙筒事件に端を発し、平手友梨奈さんの不調や負傷、一時離脱が続き、ある種、平手友梨奈さんが「腫れ物であるかのように扱われるのに時間はかからなかった」と、2019年にKAI-YOU.netで欅坂46の東京ドーム追加公演をレポートしたライターの照沼健太さんは当時このように綴っている。
それだけ圧倒的な存在感を放っていた彼女を神聖視するような言動が、また彼女にプレッシャーを与えているという事実に葛藤しながらも、それでも彼女の表現力を見事に看破して見せた。
その一節を引用しよう。
グループ脱退の発表をうけて、彼女の今後の進退、言動に否が応でも注目が集まっている。ときに秋元康が書いた歌詞に恐ろしいほどのシンクロを見せ、ときにその歌詞を否定するかのように振る舞う平手友梨奈とは、それがどこまで意図的なものかは知る由もないが、結果として確実に秋元康への批評として機能しているのだ。秋元康が提示する作品に対するYESか、NOか、あるいは疑問符か? それを表明すること。サイレントマジョリティーであることを拒否すること。それこそが平手友梨奈が選んだ道なのかもしれない 照沼健太「平手友梨奈を語ることは、罪なのか? 欅坂46東京ドーム公演に寄せて」より
平手友梨奈脱退の衝撃
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