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司書のあるあるをエンタメに「覚え違いタイトル集」が必読の面白さ

POPなポイントを3行で

  • 福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」が話題
  • 『100万回生きたねこ』を「100万回死んだねこ」と間違えた例など
  • 思わず笑ってしまう覚え違いを約700例アーカイブ
司書のあるあるをエンタメに「覚え違いタイトル集」が必読の面白さ

「覚え違いタイトル集」/画像は福井県立図書館のWebサイトから

映画タイトルや演目、人の名前や地名などなど、誰もが一度は経験したことがありそうな覚え違い。

曖昧な記憶からひねり出してはみたものの、とんだ間違いで恥をかいたこと、誰にでもあるのでは?

そんな覚え違いをユーモアあるコンテンツに落とし込んだのが、福井県立図書館がWebサイトで公開している「覚え違いタイトル集」です。

“こんまり”こと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を、「人生が片付くときめきの魔法」と間違えた例や、『100万回生きたねこ』を「100万回死んだねこ」と間違えた例など、司書に届けられたあるあるや思わず笑ってしまう覚え違いが、約700例もアーカイブされています。

福井県立図書館のおもしろコンテンツ

「覚え違いタイトル集」は、とあるTwitterユーザーのツイートをきっかけとして話題に。記事公開時点で5.1万リツイート、11.2万いいねを集めています。

なお福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」に注目が集まったのは、今回が初めてではありません。およそ10年前、2009年8月にも大きな話題になり、ニュースサイトで紹介されたほか(外部リンク)、1300件以上のはてなブックマークを記録しています(外部リンク)。 以前に“バズった”ものが、数年後に再び話題になるというのは、インターネットでは珍しくありません。少しかたちは異なりますが、2018年に窪塚洋介さんが「しかもPEACEやんか」と発言する動画がSNSで拡散されたときにも、元ネタは2017年に公開されたものでした。

窪塚さんのケースは、1年前の元ネタから該当部分だけを切り取ったことで、さまざまな派生ネタが生まれるほどの反響を集めました。福井県立図書館の事例とは、話題になるまでのかたちは異なるものの、個人がSNSで情報を拡散しやすい時代だからこそ生まれたという点では共通しています。

公開した理由は書籍検索のヒントとサービスの認知度向上

福井県立図書館なぜこの「覚え違いタイトル集」をつくったのか。前回話題になった当時、福井県立図書館を取材した国立国会図書館のWebサイト・カレントアウェアネス・ポータルによると、公開のきっかけは2つ。

覚え違いの貴重な事例を公開することで、「書籍検索の際にヒントとして活用してもらうこと」と「レファレンスサービスの認知度を高めること」だったと言います。

この「レファレンスサービス」とはいったい何なのでしょうか?

エンタメを通して図書館を知ってもらう

Photo by Fahrul Azmi on Unsplash

レファレンスサービスとは、図書館の総合的な資料案内サービスです。

司書が利用者の調べたいこと、探している資料・情報、他機関も含めた図書所蔵の有無などを案内するサービスで、基本的にどの図書館にも実装されています。

福井県立図書館の場合、「実はかなりの力がある」というレファレンスサービスが、当時は「ほとんど知られていません」でした。

そこでエンタメ要素のある「覚え違いタイトル集」を通して、同館のWebサイトを訪れてもらい、ついでにほかのページも見てもらうことで、図書館について知ってもらえればという目的があったようです(外部リンク)。

実際に功を奏したのかはわかりませんが、現在も福井県立図書館のWebサイトには多くの人が訪れ、思わず笑ってしまっているのは、再び話題を呼んだ今回のケースを見ても明らかでしょう。

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