M-1王者 霜降り明星、YouTubeへ進出　テレビタレントの活動の場広がる

2018年のM-1王者・霜降り明星がYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」を開設した。

7月9日の午前中に緊急開催したチャンネル開設記念ライブ配信では、当日告知にも関わらず2000人以上の視聴者数を記録。すでにチャンネル登録者数2万人を突破している（記事執筆時点）。 漫才をはじめ、オリジナルゲームの開発や、ほかではできないピンポイント過ぎる内容にも挑戦していく予定。さらに、「漫才100本アップ」「毎日更新」を目標に掲げている。

初回開始日は本日7月10日（水）18時00分から。

テレビとYouTubeの関係は変わっていく？

霜降り明星といえば、2018年のM-1優勝や「第33回ものまねグランプリ」優勝も記憶に新しい。

ピンの活動でも、ボケであるせいやさんの「人志松本のすべらない話」でのMVS獲得（2018年1月）や、ツッコミ・粗品さんの「R-1ぐらんぷり」優勝など、世代交代の様相を呈してきたバラエティ番組において、間違いなくもっとも勢いのあるお笑い芸人であり、いまもっとも脂の乗っているテレビタレントだといえる。 YouTuberとして活動範囲を広げる芸人は徐々に増えてきている。お笑い芸人の高い話術やバラエティ番組で鍛えられた笑いのスキルはYouTubeでも発揮され、企画性の強い既存YouTuberの動画とはある意味差別化されたクオリティを持っている。

またお笑い芸人にとどまらず、最近では辻希美さんやワクワクさんなど、テレビを主戦場とするタレントのYouTubeチャンネル開設も珍しいことではなくなってきた。

しかし、「テレビタレントの延長線上の活動」としてのYouTube活動も多く、キングコングのカジサックさんやオリエンタルラジオの中田敦彦さんなどのように、コンスタントに動画をアップロードするチャンネルはあまり多くはない。

そんな中、人気・勢いともに脂の乗り切ったお笑いタレントの霜降り明星がYouTubeに進出、かつ毎日投稿を目指すスタンスは、テレビとYouTubeとの関係性を語るうえで大きなトピックだといっていいだろう。

漫才100本アップ達成後もYouTubeの活動を続けていくか、またテレビとYouTubeの活動のウェイトを人気お笑い芸人がどのように置いていくかなども含め、今後の霜降り明星の活動に注目したい。

いつからか自分の中で生活の一部となっているYouTubeは、テレビ同様毎日見ているコンテンツです。
普段テレビでは出せない、僕の好きなゲームや音楽、ギャンブルなどの話もしたいですし、もっと濃密な霜降り明星をお届けしたいと思っています。
自分たちの好きな事や、とにかく面白い事が出来るYouTubeに魅力を感じています。
全て本気で取り組もうと思っているので、皆さんよろしくお願いします！ 粗品さんコメント

今回僕らのチャンネルを持たせてもらえるということでものすごくワクワクしてます。
M-1のあの2人で熱くなれるようなものをずっと探していたのでやっと１つ見つけた気がします。レベル5からマサラタウンから冒険するときのこの感じものすごく楽しいです。みなさんに見てもらえるように頑張ります！ せいやさんコメント