お笑いコンビ・霜降り明星が、ラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン(霜降りANN)』の6月13日放送分にて、漫画『ONE PIECE』の考察に関する騒動へ言及しました。
騒動の発端となったのは、同番組の5月9日放送分。番組内でのせいやさんの発言から「作者である尾田栄一郎さんは考察が嫌いなのではないか」という噂が拡散。
あくまで憶測ながら断定的に「尾田栄一郎さんは考察が嫌い」と考える風潮が拡大していき、ついには『ONE PIECE』考察を行うYouTuberたちが続々と考察を辞めると引退表明へと発展。注目を集めていました。
せいやさんは今回の放送で、尾田栄一郎さんが考察を嫌だと言っていた事実はないと明言。該当の発言もあくまで自分の予想であると説明しています。
「考察は嫌らしい」発言はあくまでせいやの予想
5月9日の『霜降りANN』では、せいやさんから尾田栄一郎さんと親交があること、『ONE PIECE』考察を辞めようと思っている旨が語られていました。
その中で取りざたされたのが、粗品さんの「やってもいいんちゃうん?エンタメとして」という問いに対して返答した「でもやっぱ嫌らしいけどな、考察とか」「わからん、そういう考察の仕方もあるしな」というやり取り。
せいやさんはこの前にも、考察を辞めようと思った理由を「やり取りしてる奴が考察とかしてたら(尾田栄一郎さんも)嫌かなと思って」と説明しており、該当の発言もあくまでせいやさんの考えとして話されています。
意図せぬ形で発言が拡散──『ONE PIECE』公式チャンネルも言及
しかし、5月19日にYouTubeで『ONE PIECE』考察を行っていたユデロンさんが「霜降り明星のせいやさんいわく、尾田先生は『考察はイヤ…』そのように言っていたそうです」と語り、突如引退を表明。
これにより「尾田栄一郎さんが考察を嫌っている」という形で話が広まってしまい、『ONE PIECE』考察界隈全体に余波が広まることとなりました。
今回の騒動については、『ONE PIECE』公式YouTubeチャンネルに投稿されている「仲間がいるよTUBEラジオ」も言及。
尾田栄一郎さんが単行本101巻(2021年12月刊行)の質問コーナーで、考察はしてもいいが見ないとのスタンスを示していることを説明。
「自分は尾田さんではないけど」と前置きしつつ「尾田さんがそこから意見が変わって、嫌いって言ってるのなんて聞いたことない」と語られています。
「尾田栄一郎さんが考察を嫌だと言っていた事実は無い」
6月13日の『霜降りANN』では、リスナーからのメールをきっかけに、2人がこの騒動に言及しました。
せいやさんは、不用意に話題を集めないよう、落ち着くまで静観していたものの『ONE PIECE』に迷惑をかけたくない」と感じていたと吐露。
101巻の「SBS」で示された尾田栄一郎さんのスタンスにも触れつつ「考察は嫌らしい」発言は漫画家に対する一般論としての発言だったと意図を説明しました。加えて、尾田栄一郎さんが考察を嫌だと言っていた事実は無く、仮に言っていたとしても自分が勝手にそれを明かすことはないと宣言。
「ラジオの一言でこんなことになんねんなと思って」「改めて、ラジオで『ONE PIECE』の作品の中の話以外、せんとこうと思った」と語りました。
霜降り明星の見解「考察は楽しめる範囲で」
せいやさんの説明を受け、相方の粗品さんも考察に関して「考察の域にとどまるんやったら、俺は良いと思うねん」と意見を表明。
粗品さんは、自身もSNSに「フリップネタを考えました」などの連絡が来ることがあり「尾田先生と一緒で見んようにしてる」と明かしています。
アイデアを一方的に送りつけ、逆恨みから凄惨な放火殺人事件が引き起こされた京都アニメーションの事例を引用しつつ、「『俺の考察を見てこうしたんちゃうん?』みたいなのは非常に良くない」と指摘しています。
粗品さんは最終的に「あんまり過度な考察はやめた方がいいけど、みんなで楽しむエンターテイメントの中での考察は全然いいよって話やもんな?」と総括。
せいやさんも同意し「考察は楽しくやったらええし、やり方やと思う。当たった時に『パクられた』みたいに言うのは冒涜やし、やめた方がいいと思う」とまとめました。

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