YouTubeが危険行為の動画を禁止 社会問題の「チャレンジ事故」をうけ

YouTubeが危険行為の動画を禁止 社会問題の「チャレンジ事故」をうけ
YouTubeが危険行為の動画を禁止 社会問題の「チャレンジ事故」をうけ

画像は「Fire Challenge: Natures Way of Thinning the Herd」より

POPなポイントを3行で

  • YouTubeがガイドラインを改訂
  • 危険なチャレンジやいたずら動画を禁止
  • アメリカで相次ぐ「チャレンジ事故」
YouTubeがクリエイター向けのコミュニティガイドラインを改訂し、危険なチャレンジやいたずらなどを行うアカウントを凍結する方針であることを明らかにした。

死亡のリスクが伴うチャレンジ、また怪我や身体的危害のリスクを伴う危険なチャレンジに未成年者が関与しているコンテンツ、また未成年者に精神的苦痛を与える危険ないたずらや虐待的ないたずらなどを許可しないとしている。

具体的には挙げているのは以下などだ。

・深刻な身体的危害のリスクを伴う行動を助長するチャレンジ
・深刻な身体的危険があると被害者に信じ込ませるいたずら
・未成年者に精神的苦痛を与えるいたずら
・重傷につながる可能性のある行為「有害で危険なコンテンツに関するポリシー - YouTube ヘルプ」より

アメリカで相次ぐ“チャレンジ事故”

ファイヤーチャレンジを報じる映像
アメリカでは、過去に危険なドッキリやチャレンジを真似したことによる死傷事故が相次ぎ、社会問題にもなっていた。

可燃性の液体を塗って体に火をつける「ファイヤー・チャレンジ」で12歳の少女が死亡した事件や、カプセルに入ったカラフルな液体洗剤(Tide Pods)を食べる「Tide Podチャレンジ」での死亡事故、特に最近では映画「Bird Box」から火がついた「バードボックス・チャレンジ」での目隠し運転などが大きな問題となっていた。 ガイドライン改訂にあたって、YouTubeはしばしば議論される「危険な動画を真似するかどうかは、視聴者の責任」という意見を一蹴している。

問題行動を促す可能性のある動画について、行動を起こすのは動画ではなく見る側の問題だという考えもありますが、YouTubeでは、暴力の扇動、深刻な身体的危害あるいは死亡の恐れがある危険行為や違法行為を誘発することが目的のコンテンツを許可していません。「有害で危険なコンテンツに関するポリシー - YouTube ヘルプ」より

危険なチャレンジや過激ないたずら動画はバイラルを生み出しやすく、動画カルチャー全盛にあって軽度なものから過度なものまでたびたび目にするが、ついにYouTubeがこれらの動画に対して本格的な措置をとった形となる。

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