ワンフェス2020は夏から秋へ 東京五輪の影響で変則的な日程変更

ワンフェス2020は夏から秋へ 東京五輪の影響で変則的な日程変更
ワンフェス2020は夏から秋へ 東京五輪の影響で変則的な日程変更

ワンダーフェスティバル

POPなポイントを3行で

  • 「ワンダーフェスティバル」2020年は夏から秋へ
  • 東京五輪の影響で変則的な11月開催に
  • 会場はいずれも幕張メッセ国際展示場
世界最大級のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル」が、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う、2020[冬]から2021[冬]までの日程を発表した。

大きな変更点は夏の「ワンダーフェスティバル」。従来は7月に「[夏]」として開催していたイベントを2020年11月1日(日)に「ワンダーフェスティバル2020[秋]」として開催する

前後の冬に関しては、「ワンダーフェスティバル2020[冬]」が2020年2月9日(日)、「ワンダーフェスティバル2021[冬]」が2021年2月7日(日)に開催する。3つとも会場は幕張メッセ国際展示場だ。

東京五輪に伴う日程変更、コミケに続きワンフェスにも

公式Twitter(@WF_officialinfo)によると、会場および開催時期の選定はアンケートによる参加者の意見も参考にしつつ、「開催時期を変えずに開催地を変更する事も考慮致しましたが、皆さんのご意見、交通や物流の状況、代替候補施設の設備や立地など総合的に判断し、時期をずらしての開催とさせて頂きました」という。

11月から翌年2月と、秋と冬の感覚が従来の夏と比べ短くなっている点については、「2020[秋]~2021[冬]の間隔が大変短くなっていますが、可能な限り早く通常のサイクルに戻す事を考慮した日程となります」と説明。

加えて「参加申込方法・申込時期は、通常と異なり変則的な日程となる予定です。詳細につきましては後日改めてお知らせさせて頂く予定です」とアナウンスしている。 オリンピック開催に伴うイベントの動きとしては、同人誌即売会「コミックマーケット」が2018年夏の段階で、2019年の「コミックマーケット96」「コミックマーケット97」は史上初の4日間開催を決定。11月には経費増加を背景に、同年開催イベントに関して有料化を検討していることも明らかになっている(関連記事)。

ガレージキットの祭典「ワンフェス」とは?

会場では様々な手づくりの模型(ガレージキット)が展示される

「ワンダーフェスティバル」(通称:ワンフェス/WF)は世界最大級のガレージキットイベントとして、毎年夏(7月)と冬(2月)に開催されている。

GAINAXの前身であり岡田斗司夫さんが率いるゼネラルプロダクツによって、1984年12月にゼネラルプロダクツ大阪2号店で行なったプレイベントとしてスタート。1992年夏からは海洋堂が主催を引き継いでいる。

ガレージキットとは「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をもとに型取りし、レジンキャストで生産する手作りの模型」を指す。

プロ・アマチュアを問わない原型製作者の手によるガレージキット、模型、造形物の展示・販売をメインに、フリーマーケットやコスプレイヤーによるコスプレなども行われている。

近年ではフィギュアメーカーを中心とする企業とのタイアップイベントも多く、2017年夏には、ニトロプラスブースに叶姉妹叶美香さんがすーぱーそに子の公式コスプレ姿で登場して注目を集めた。

【写真】ワンフェス2017[夏]に登場した叶美香さんをもっと見る

近年のワンフェスで注目を集めた人と言えば

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