コミケ有料化を検討 東京五輪の影響で4日間開催の経費増加が背景

コミケ有料化を検討 東京五輪の影響で4日間開催の経費増加が背景
コミケ有料化を検討 東京五輪の影響で4日間開催の経費増加が背景

撮影:コミックマーケット準備会

POPなポイントを3行で

  • コミケが2019年のC96とC97で有料化検討
  • 4日間・2会場での開催で経費が増加
  • ポリシーとは異なるものの詳細を検討中
コミックマーケット準備会が2019年8月に開催する「コミックマーケット96」(C96)およびC97において入場料の有料化を検討していることが明らかになった。

具体的にはサークル通行証をリストバンド化、カタログを購入しない一般参加者にはリストバンドを購入してもらうことで、参加者の識別を予定。

理由としては、会場が狭くなることでのサークル・企業ブースおよび広告の減少を挙げている。

史上初の4日間開催に向けた経費増加、安全対策

有料化については、サークル参加者に送付された「コミケットアピール 95」内の「共同代表からのごあいさつ」で言及されている(外部リンク)。

C96・97は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い東展示棟が使えない影響で、有明(西展示棟・南展示棟)と青海(青海展示棟)の2箇所を会場に、史上初の4日間開催が決定。

C96は2019年8月9日(金)から12日(月)、C97は12月28日(土)から31日(火)に開催される。

サークル用に用意されている西と南の展示棟は、C94との面積比でおよそ71%と減少。さらに企業ブースは東京ビッグサイトからは約1.5km離れた青海展示棟に設置されるため、4日間にわたって大量の移動が発生する可能性もある。

有料化検討の背景には、経費の増加に加え、こうした予想される混雑に対する安全対策的な面もあるという。最後は「有料化はこれまでのポリシーやスタイルとは異なる」としつつ、「4日間開催と合わせてご理解をいただけると幸いです」と締めくくった。

具体的な運用については検討中であり、詳細は今後、正式に発表されるという。

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