半透明のクリアなボディに、キラキラと光るホログラム加工のデザインがカッコいい!
造形作品「流星の幽霊 星屑」は、メカ造形サークル・メゾンプニカが、2月9日(日)に幕張メッセで開催されるイベント「ワンダーフェスティバル2025[冬]」で出展/販売する新作です(ブース番号は3-20-14/3ホール)。
星屑のように煌めくメカメカしいボディと、半透明で虚ろな存在感が絶妙にマッチしています。まさしく「流星の幽霊」です。言いえて妙。
「ワンフェス」の会場でお披露目されるこの新作を手がけたメゾンプニカの代表・うにさんに、こだわりや注目してほしいポイントを聞きました。
【画像】メゾンプニカの新作造形作品「流星の幽霊 星屑」パッケージにも工夫が盛り込まれた「流星の幽霊 星屑」
──メカ造形サークル・メゾンプニカサークルについて教えてもらえますか?
うに 幣サークルは「弊社デザイナー」(@MP_Designer_01)という名前の友人と2人で運用しています。
メカのデザインや印刷物の監修を彼が担当し、私が実際の造形や生産、パッケージングを行っています。今回の新作キットは弊社デザイナーによるデザインです。
──その「流星の幽霊 星屑」を制作する上でこだわったところはありますか?
うに 素材感にこだわりました。“幽霊”と銘打っているので、半透明であることを主題に塗装加工しています。海外製の虹色に反射する塗料で仕上げ処理を行っています。
──制作者として「ここを見てほしい!」というポイントはありますか?
うに パッケージの試作時間をいつもより長めに取りました。
今回は前後に1枚ずつ大きなタグをつけてみようと思い立ったので、表は半透明の紙で題字を、裏に商品情報とサークルロゴを大きく配置しています。
うに チャック袋の開け口をハトメでタグごと止めてありますが、これは今回の作品の裏テーマを「トレーディングフィギュア」にしていて、食玩よろしく、袋を何かしらの形で壊さないと開けられないようになっています。
身の回りのパッケージは大体が開けてすぐ捨てられるものですが、ここでは気が向くまで開けずに飾っておく、という選択肢も提示できたらなぁと思っています。
「ロボットは古来より、カッコ良さの象徴」
──光造形プリンターを使用されているとのことですが、具体的にどのような工程を経て完成したのでしょうか?
うに 3Dソフトで造形して、大きさの決定や部品の分割作業などまでをPC内で行い、プリンターへデータを読ませて出力しました。
会社員との二足の草鞋なので、イベント前は出社前に出力指示をかけ、帰ってから収穫作業を行っています。出力後は表面を磨いて整え、塗装やパッキングを行って完成です。
手作業による彫刻からデジタル造形への移行と、プリンターの導入からまだ1年経っていないため、出力作業の工程は失敗続きなんです。問題が起きるたびに周囲の友人知人に頼りまくっています。
──今回の作品の他にも「流星の幽霊」というシリーズ名で複数の作品を制作されています。共通するコンセプトはあるのでしょうか?
うに 「流星の幽霊」シリーズは、巨大なロボットというものに私が抱いている憧れや追憶の具現化を試みるコレクションです。
ロボットは古来よりカッコ良さの象徴です。アニメや漫画のいちジャンルとして根強い人気のある、身近で光り輝く存在ですよね。
でもいずれもが実在はしていなくて、本物に触れることはできません。触れず乗れずで実在こそしない。けれど、強い輝きでもって大勢を虜にする。
この特徴から連想して「流星の幽霊」と呼んでみることにしました。商品を手に取った方が思い思いに空想を広げられるように、単色で仕上げることをルールにしています。
──では最後に、作品づくりにおいて影響を受けたコンテンツがあれば教えて下さい!
うに 永野護先生による漫画『ファイブスター物語』です!
中学生の頃に出会い、20年弱追い続けています。メカデザインの最先端を今なお走り続ける姿に強く憧れています。
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