連載 | #55 渋谷万歳

渋谷を守れ! ハロウィン「軽トラ横転」をプリントしたパーカーが登場

渋谷を守れ! ハロウィン「軽トラ横転」をプリントしたパーカーが登場
渋谷を守れ! ハロウィン「軽トラ横転」をプリントしたパーカーが登場

画像はオンラインサイト「CENO.jp」より

POPなポイントを3行で

  • 渋谷ハロウィン「軽トラ横転事件」をプリントしたパーカー
  • 渋谷で生まれ育った「VANQUISH」より販売
  • 「若者自らが自制しなければ、自由は守れない」
メンズファッションブランド・「ヴァンキッシュ(VANQUISH)」が、ハロウィン直前の週末に渋谷で起こった、「軽トラック横転事件」の写真をプリントしたパーカーを販売開始した。

バックにはヴァンキッシュの「SHIBUYA」シリーズロゴがプリントされ、両袖には渋谷を守りたいという強い気持ちのもと、「SAVE SHIBUYA」というメッセージが施されている。現在公式サイトで購入予約を受け付けており、11月下旬に配送予定だ。

また、当商品の制作費を除く、全ての利益を渋谷観光協会へ寄付すると発表している。

逮捕者続出 大荒れの渋谷ハロウィン

渋谷ハロウィン始まって以来の大騒動となった、週末の渋谷。マナーの悪さなどが年々議論となっていたが、今年は渋谷区長やラッパーで渋谷区観光大使ナイトアンバサダーを務めるZeebraさんが自粛を呼びかけるなど、異例の事態となっていた。 しかし、今年の渋谷ハロウィンは暴行事件や痴漢、盗撮などで逮捕者が続出。ついには、仮装参加者がトラックを横転させて大騒ぎするという事態にまで発展した。

これを受け、渋谷区長からは「10月31日のハロウィーンに向けたお願い」と題し、公式サイトにて異例の声明が発表されている。 またこれらの騒動に対し、ヴァンキッシュを展開する株式会社せーの・代表取締役社長/写真家の石川涼さんも、自身のFacebookやTwitterで、このようにコメントしている。

せっかく「世界の渋谷」になっていっているのに一部のバカのせいでスクランブル交差点に規制がかかり、カルチャーが無くなっていく。若者の自由を奪うのは大人ではなく若者そのものの最悪な例だと思いました。

2004年にスタートしたVANQUISHは若者に自由を与え続けた渋谷に育てて貰いました。そんな渋谷のカルチャーを守る為には街で遊ぶ若者“自ら”が自制しなければ自由は守れない。

「SAVE SHIBUYA」制作費を除く全ての利益を渋谷観光協会へ寄付します。 石川涼さん Facebookより

石川涼さんはこれまで、展開するストリートアパレルブランド「#FR2」においても、エッジの効いたアイテムを作り続けてきた。

今回のヴァンキッシュのパーカーも、騒動が起きた翌日には製品化されるという、ものすごいスピードでのアクションとなる。「渋谷で生まれ育った」ファッションブランドの、街への思いの強さが表れた例といえる。

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みんな〜〜 せっかくのハロウィン、楽しくいこうよ〜〜

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渋谷万歳

日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。

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