カドカワが運営する学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」(N高)が、コンピューターゲーム競技に取り組む「eスポーツ部」を発足した。
これまでオンラインを通じた「ネット部活」として活動してきた「サッカー部」と「格闘ゲーム部」が同部に合流し、新たにバトルロイヤルゲーム「Fortnite」なども競技に加える。
各ゲーム競技の第一人者やプロチーム「FAV gaming」「SCARZ」による指導のもと、様々なe-Sports競技に挑戦。
ユニフォームは、「#FR2」などを手がける石川涼さんが創設したメンズファッションブランド「VANQUISH」がデザインした。
開校当初から「サッカー部」と「格闘ゲーム部」が活動しており、高校の部活としていち早くe-Sportsに取り組み、成果を上げている。
なかでも「ウイニングイレブン」をプレーするサッカー部に所属するN高1期生の相原翼さん(高3)が、2018年9月にインドネシア・ジャカルタで開催された「第18回アジア競技大会」に日本代表選手として出場、金メダルを獲得している。
対戦型のコンピューターゲームを競技種目として扱うe-Sports。2022年に中国・杭州で開催される「第19回アジア競技大会」での採用が発表され、日本国内でも、2019年に茨城で開催される「第74回国民体育大会」の文化プログラムとしてe-Sports大会が開催予定だ。 その競技人口はすでに世界で1億人を超えるといわれている。
ウイニングイレブンと格闘ゲームに加えて、新たに「Fortnite」が特別支援タイトルに決定しているほか、タイトルは随時追加予定。なお、特別支援タイトル以外も活動可能としている。 指導パートナーにはe-Sportsの2つのプロチームが参画。ゲーム総合情報誌『週刊ファミ通』をはじめとするゲームメディア事業や、プロゲーマーチームのマネジメントなどを手がけるGzブレインがプロデュースする「FAV gaming」と、ゲームコンテンツの開発事業を手がけるXENOZによる「SCARZ」だ。 FAV gamingのプロデューサー・目黒輔さんは、「相原翼君のようなスーパースターが生まれ、高校生の間でもeスポーツが盛り上がりを見せるなか、一石を投じる動きだと感じております」とコメントしている。 さらにネット部活「サッカー部」特別顧問の秋田豊さん(元サッカー日本代表)が「ウイニングイレブン」を、「格闘ゲーム部」特別顧問の志郎さん(eスポーツ団体「指喧」)が格闘ゲームを引き続き担当する。
海外での盛り上がりの後を追うように、国体への導入や高校生による大会など、日本でもe-Sportsをめぐる動きは活発化している。
一方で、オリンピック種目への採用には暴力表現をはじめ課題を残している(外部リンク)。とはいえ、オリンピックに限らず、国際的な大会が開催されている中で、日本のe-Sports文化を底上げする動きとしてN高の今後に注目したい。
これまでオンラインを通じた「ネット部活」として活動してきた「サッカー部」と「格闘ゲーム部」が同部に合流し、新たにバトルロイヤルゲーム「Fortnite」なども競技に加える。
各ゲーム競技の第一人者やプロチーム「FAV gaming」「SCARZ」による指導のもと、様々なe-Sports競技に挑戦。
ユニフォームは、「#FR2」などを手がける石川涼さんが創設したメンズファッションブランド「VANQUISH」がデザインした。
早くからe-Sportsに注力、成果を上げたN高
「ネットの高校」として2016年4月に開校したN高では、「学習も学校生活もネットで実現する」ことをコンセプトに、オンラインを中心に活動する「ネット部活」を展開。開校当初から「サッカー部」と「格闘ゲーム部」が活動しており、高校の部活としていち早くe-Sportsに取り組み、成果を上げている。
なかでも「ウイニングイレブン」をプレーするサッカー部に所属するN高1期生の相原翼さん(高3)が、2018年9月にインドネシア・ジャカルタで開催された「第18回アジア競技大会」に日本代表選手として出場、金メダルを獲得している。
対戦型のコンピューターゲームを競技種目として扱うe-Sports。2022年に中国・杭州で開催される「第19回アジア競技大会」での採用が発表され、日本国内でも、2019年に茨城で開催される「第74回国民体育大会」の文化プログラムとしてe-Sports大会が開催予定だ。 その競技人口はすでに世界で1億人を超えるといわれている。
「FAV gaming」「SCARZ」が参画
新たに発足したeスポーツ部では、各競技の第一人者やプロチームが指導する特別支援タイトルを選定。プロからの指導支援や大会出場の後押しなどを強化していく。ウイニングイレブンと格闘ゲームに加えて、新たに「Fortnite」が特別支援タイトルに決定しているほか、タイトルは随時追加予定。なお、特別支援タイトル以外も活動可能としている。 指導パートナーにはe-Sportsの2つのプロチームが参画。ゲーム総合情報誌『週刊ファミ通』をはじめとするゲームメディア事業や、プロゲーマーチームのマネジメントなどを手がけるGzブレインがプロデュースする「FAV gaming」と、ゲームコンテンツの開発事業を手がけるXENOZによる「SCARZ」だ。 FAV gamingのプロデューサー・目黒輔さんは、「相原翼君のようなスーパースターが生まれ、高校生の間でもeスポーツが盛り上がりを見せるなか、一石を投じる動きだと感じております」とコメントしている。 さらにネット部活「サッカー部」特別顧問の秋田豊さん(元サッカー日本代表)が「ウイニングイレブン」を、「格闘ゲーム部」特別顧問の志郎さん(eスポーツ団体「指喧」)が格闘ゲームを引き続き担当する。
海外での盛り上がりの後を追うように、国体への導入や高校生による大会など、日本でもe-Sportsをめぐる動きは活発化している。
一方で、オリンピック種目への採用には暴力表現をはじめ課題を残している(外部リンク)。とはいえ、オリンピックに限らず、国際的な大会が開催されている中で、日本のe-Sports文化を底上げする動きとしてN高の今後に注目したい。
e-Sportsをめぐる動き
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