7月11日の発表内容によると、この対応を受けてフォロワー数が減少する可能性があるとしている。私たちはTwitter上の健全な会話を向上するため全力を挙げて取り組んでいます。それに関連し、フォロワー数は正しくカウントするべきだと考えます。
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2018年7月11日
利用者の皆さんのすべてのアカウントでより正確かつ価値のあるフォロワー数が表示されるようになります。 https://t.co/3syR1O6YDT
Twitterからロック(「ツイート」「いいね」「リツイート」ができない状態を指す)されたアカウントは、フォロワー数のカウントから除外されるからだ。
NHKではさらに「フォロワー数水増しのために購入されたアカウント」「文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント」も除外の対象と報道(記事内では「除外」ではなく「削除」と表現されている)。
特に後者は「文脈とは関係ない」という観点からいわゆる「クソリプ」を連想する人も多く、Twitter上で話題を呼んでいる。
ロックされたアカウントなど最大で数千万件が減少
Twitterの発表によれば、カウント除外の影響として、一般的なユーザーで平均して4アカウント程度が減少する。一部のユーザーはそれ以上のアカウントがカウントされなくなり、フォロワー数が大きく減少する可能性も示唆。産経ニュースの報道では、その数は数千万に上るケースもあるようだ。
以前から、サービス上で通常とは異なる兆候を見せたアカウントをロックしてきたTwitter。それらは今後フォロワーから除外される。
「ロック」は凍結とは異なり、Twitterがアカウントの管理状態を確認して、パスワード変更の確認がとれるまでログインできない処置だ。その間、当該アカウントは「リツイート」や「いいね」、「ツイート」といった行為ができなくなる。
確認を求める理由はさまざまで、「長期間にわたって活動の形跡がない」「他社サービスと同一のメールアドレス・パスワードを使用してアカウントが乗っ取られる危険性があると判断した場合」などを挙げている。
各メディアの報道では、フォロワーを大量購入しているアカウントは、大幅に減少する可能性があるとされている。
フォロワーを外部から購入して、あたかも大量のフォロワーを抱えているかのように見せる行為は、これまでも指摘されてきた。
アカウント購入行為はTwitterに限らず、Instagramなどでもしばしば起こっている(関連記事)。
そのため、ネット上の反応としては、今回の措置はおおむね好意的に受け入れられている。
クソリプ勢は除外対象となるのか?
ポジティブな反応の一方で、にわかに注目を集めているのが、除外対象として報道された「文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント」だ。「文脈とは関係ないコメント」という表現として「クソリプ」をイメージする人は多く、そういったアカウントも「ロックおよび除外されるのでは?」との意見も目立つ。これは何を指すのやら>文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント
— ひろすけ (@hrskksrh) 2018年7月12日
米ツイッター社 “偽アカウント フォロワー”を削除へ | NHKニュース https://t.co/neDhfSULeU
米ツイッター社 “偽アカウント フォロワー”を削除へ | NHKニュース https://t.co/lUbMhJgRr4 削除対象が「文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント」も含まれるという事は、他人にクソリプ沢山した人は機械的な自動判定で粛清されてしまうん?
— JSF(本人確認は外部サイトのリンク参照) (@rockfish31) 2018年7月12日
「クソリプ」は一概に説明するのは難しいが「文脈とは関係ないコメント」を含んでいることは間違いないだろう。米ツイッター社 “偽アカウント フォロワー”を削除へ - NHKニュース https://t.co/izBaFUWoBV
— メロンパン (@melonpan_japan) 2018年7月12日
>削除の対象になるのは凍結措置のアカウントや、文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント
文脈とは関係なくメロンパンメロンパン投稿するアカウントはどうなりますか…((( 'ω' ))((#)))
KAI-YOU.netでは以前、声優の上坂すみれさんやクラビアアイドルの倉持由香さんに対して、ソーシャルメディア上で寄せられるツイートを「性的クソリプ問題」として記事化。弁護士へのヒアリングをもとに、その違法性や法的な対処について報じている。 上坂さんの場合は、ツイートやInstagramへの投稿に対して以前から、嫌がらせとも取れるリプライが多く寄せられていた。2017年7月に両方のアカウントを閉鎖、スタッフが運営するアカウントに一本化した背景には、そうしたクソリプの影響があったと考えるのが妥当だろう。
倉持さんも、普段の何気ない投稿に対して「早く尻を載せろよ」や「おっぱい見せて」といったリプライが送られてくることをコラムでつづっている。
「文脈とは関係ないコメント」が具体的に何を指すのか。TwitterのCEOであるジャック・ドーシーさんは2018年3月、「公共の場での会話の健全性、公開性、マナーのレベルを向上させ、この過程の進歩が皆さんに見えるようにすることにコミットします」とツイート。健全な会話を向上するための継続的な取り組みを発表していた。
一連の流れからは、除外の対象と報じられた「文脈とは関係ないコメントを大量に投稿したアカウント」が、クソリプを送りつけるユーザーであると考えられなくもない。We’re committing Twitter to help increase the collective health, openness, and civility of public conversation, and to hold ourselves publicly accountable towards progress.
— jack (@jack) 2018年3月1日
多くのフォロワーを抱えるユーザーにとって、その影響力は良くも悪くも大きくなる。Twitterの措置がサービス内にどのような影響を及ぼすのだろうか。一定以上になったら、フォロワーが多くていいことなんて何もないから早く大量削除してほしいものです。https://t.co/m6JV8lDrSp
— 津田大介 (@tsuda) 2018年7月12日
インターネットと社会への影響力をめぐって
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