“手売り”限定という実験的な販売スタイルの批評誌『アーギュメンツ#3』が2018年6月16日に刊行された。
本誌は2010年代の批評シーンの最後を飾るにふさわしい内容として、若手批評家の黒嵜想、仲山ひふみの共同編集によって制作され、20~30代の若手批評家らを中心として10人以上が寄稿している。
今号は、全158ページの紙面で構成されている。
山内朋樹による福島帰還困難区の取材記事、波勢邦生による怪談キリスト教論、編集人両名に加え、逆巻しとねと佐々木友輔を交えたJホラー座談会、シン・ワンによるアジア未来主義論、増田展大の3Dプリンター論、レイ・ブラシエのフラット存在論批判、仲山ひふみによる丸山善宏へのポスト脱構築的圏論インタビューなどの記事が並ぶ。
読者と直接会い、批評を欲する人たちと問題意識を共有するためのコミュニティを可視化する実験として、これまでに1号と2号を合わせ発行した計1,500部を完売させている。
また、最新号となる第3号は、『アーギュメンツ』の一旦の区切りを迎える号となり、刊行に合わせて、1号と2号の増刷もおこなわれた。
本誌の“手売り”による販売の実施にあたっては、今後、全国各地を巡る即売会ツアーが企画されている。
すでに開催された大阪・京都に続き、7月16日(月)には千葉・PARADISE AIRにてインディペンデント・キュレーターの長谷川新を招いた刊行記念トークが決定している。
「アーギュメンツ」の特異な活動形態の発展がつくり出す、未来の批評、“手売り”による新たな親密圏の可能性についてなど、「アーギュメンツ」が示すさまざまな刺激的な可能性の数々に、是非、注目したい。
本誌は2010年代の批評シーンの最後を飾るにふさわしい内容として、若手批評家の黒嵜想、仲山ひふみの共同編集によって制作され、20~30代の若手批評家らを中心として10人以上が寄稿している。
『アーギュメンツ』最新号は全158ページ
本誌の編集意図は「世界を震わせるものに、出会うこと」であり、若手批評家による論考に加え、翻訳論考、短編小説、取材記事、表紙の集団制作などが盛り込まれた総合批評誌。今号は、全158ページの紙面で構成されている。
山内朋樹による福島帰還困難区の取材記事、波勢邦生による怪談キリスト教論、編集人両名に加え、逆巻しとねと佐々木友輔を交えたJホラー座談会、シン・ワンによるアジア未来主義論、増田展大の3Dプリンター論、レイ・ブラシエのフラット存在論批判、仲山ひふみによる丸山善宏へのポスト脱構築的圏論インタビューなどの記事が並ぶ。
『アーギュメンツ』とは?
『アーギュメンツ』は、「販路は筆者らによる“手売り”のみ」の雑誌として2015年に創刊。2017年には第2号を刊行した。読者と直接会い、批評を欲する人たちと問題意識を共有するためのコミュニティを可視化する実験として、これまでに1号と2号を合わせ発行した計1,500部を完売させている。
また、最新号となる第3号は、『アーギュメンツ』の一旦の区切りを迎える号となり、刊行に合わせて、1号と2号の増刷もおこなわれた。
本誌の“手売り”による販売の実施にあたっては、今後、全国各地を巡る即売会ツアーが企画されている。
すでに開催された大阪・京都に続き、7月16日(月)には千葉・PARADISE AIRにてインディペンデント・キュレーターの長谷川新を招いた刊行記念トークが決定している。
「アーギュメンツ」の特異な活動形態の発展がつくり出す、未来の批評、“手売り”による新たな親密圏の可能性についてなど、「アーギュメンツ」が示すさまざまな刺激的な可能性の数々に、是非、注目したい。
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