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MCバトルの異才 ハハノシキュウ 生演奏/完全即興でアルバム2枚同時発売

ハハノシキュウ

MCバトル界でも性格の悪いパンチラインで一際目をひくラッパー・ハハノシキュウさんが、キャリア初となるアルバムの2枚同時リリースを敢行する。発売は12月6日(水)、価格はいずれも2000円(税別)だ。

1つは全編生演奏のトラックによってつくられた待望の2ndアルバム『ヴェルトシュメルツ』。もう一方は、インプロ(即興)デュオバンド・HUHとのコラボアルバム『3年後まで4年かかるタイムマシン』となる。

なお、12月10日(日)にはリリースイベントを兼ねた独演会「『立会い出産 第二子』〜一人MC BATTLEの会〜」が、東京・下北沢Lagunaにて実施される。

ハハノシキュウが紡ぐ世界苦と即興

ラッパーとしてはもちろん、作詞家として、そしてライターとしても情緒と熱気、リアリティにあふれた言葉を武器に、見る者に衝撃を与えるハハノシキュウさん。

「フリースタイルダンジョン」の初代モンスターを務めたDOTAMAさんとのコラボアルバム『13月』(2013年)をリリースしているほか、突如メジャーレーベルから配信となったシングル『おはようクロニクルEP』(2016年)でも注目を浴びた。
ヴェルトシュメルツ

ヴェルトシュメルツ

今回発表された『ヴェルトシュメルツ』は、1stアルバム『リップクリームを絶対になくさない方法』から実に5年ぶりの2ndアルバム。

堅い韻で結ばれた仄暗さのあるリリックが、生演奏のバンドトラックの上で堪能できる待望の新作となる。

また本作の発表にあたり、ハハノシキュウさん本人からの解説も寄せられている。

“実は、ヒップホップが苦手なあなたへ”
ヴェルトシュメルツ /Weltschmerz【名詞】世界苦、悲観的世界観、厭世 ( えんせい )、世の中の邪悪を思って悲しむこと
“パンとか米が舌に合わない、我慢して食べても理解がない!” 小学四年生、僕のクラスには芸能活動をしている女の子がいた。彼女は、東京で仕事がある度に学校を休み、その度に僕は学校のプリントを家に届けていた。 あえて、名前は伏せるけど彼女の名前に夏という漢字が入っていたことは明かしておく。 中学一年生、彼女はマイナー映画の主演に抜擢された。その映画は東京でも一箇所か二箇所くらいでしか上映されなかったらしく、もちろん僕らの地元では 観る事が出来なかった。それに、はっきり言ってその映画のタイトルすらも覚えていない。 多分、彼女は芸能活動を辞めてしまっていて、当時の彼女を見るためにかけていた色眼鏡はとっくに度が合わなくなっている。 卒業アルバムに載っている人間が今も全員生きているとは思えないし、僕が知らないだけで一人か二人はすでにこの世にいないような気もする。 だから、彼女だって例外じゃないだろうと勝手に思ったりして。 そんな僕の中にあるまだ日本語に辿り着いていない何かを象るために、何度も歌詞を書いた。
結果としてそれは 11 曲のアルバムになったが、これで足りているのかは正直わからない。
安い言葉で申し訳ないけど、この 11 曲の群像が烏滸がましくも他の薬では代用できない救済になれば幸いだと思う。 今、流れてる流行歌とか歌謡曲が、まるで米やパンみたいだと学校や職場で感じたなら、あなたはそれを無理して食べる必要はない。 今、ラップとかヒップホップが周りで流行っていたとして、それが米やパンみたいだと感じたなら、あなたはそれを無理して食べる必要はない。
“ただのヴェルトシュメルツだ、気にすんな” ハハノシキュウ『ヴェルトシュメルツ』解説

3年後まで4年かかるタイムマシン

3年後まで4年かかるタイムマシン

一方、アルバム『3年後まで4年かかるタイムマシン』は、フリーインプロデュオ・HUHとのコラボによる非常に実験的な作品。

HUHから突如送られてきた定型を持たないトラック群に、ハハノシキュウさんがインプロ(即興)を重ねて完成した、即興と即興による記録だ。

“インプロ(即興)でアルバム作ってみた!”
まるでタイムマシンの開発に成功したかのようなこの実験的作品は、3 年後まで 4 年もかかるため全く実用的でないことが判明した。 これは、日本のノイズやアバンギャルドミュージックを現在進行形で深掘りしているレーベル OOO SOUND の代表であるインプロデュオバンド HUH との 時間軸のずれたコラボアルバムである。
それは HUH から突如送られたきた定型を持たないトラック群に、ハハノシキュウがインプロ(即興)を重ね、偶然にも形を成したアルバムであり、 形容詞を持たない実験記録である。 ハハノシキュウ×HUH『3 年後まで 4 年かかるタイムマシン (LIMITED EDITION)』解説

ハハノシキュウ、たった一人のMCバトル

12月10日(日)に開かれる「『立会い出産 第二子』〜一人MC BATTLEの会〜」は、MCバトルの全てをハハノシキュウがたった一人で行うもの。

来場者によって投じられた「自由なお題」から、トーナメント表やショーケースの内容が決定。最後には、一人にもかかわらずオープンマイクまであるという徹底ぶりだ。

徹頭徹尾、純粋な即興のみでつくり上げられるため、二度と見ることのできないライブ。たとえヒップホップが苦手であっても、刺激を求めるのであればぜひ足を運んでほしい。前売券は2500円だ。

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イベント情報

ハハノシキュウ独演会「立会い出産 第二子」〜一人MC BATTLEの会〜

日程 12月10日(日)
場所 下北沢Laguna
価格 前売2500円+D
当日3000円+D

概要
ハハノシキュウによる二回目の独演会。
MC BATTLEイベントでお馴染みのタイムテーブルを、ハハノシキュウが一人で全てやります。
お客様はご入場に渡される紙に“お題”を書き、指定のボックスに入れてください。(ラッパーの名前は極力やめてください)
ボックスから引いたお題によって、トーナメント表やショーケースのメンツが決まります。
また、最後にはチャンピオンライブもあります。

タイムテーブル
18時00分 開場 DJタイム
19時00分 開演
19時00分 一部ショーケース
19時10分 ルール説明
19時15分 ベスト8
20時00分 二部ショーケース
20時10分 ベスト4
20時30分 三部ショーケース
20時40分 決勝
20時50分 チャンピオンライブ〜オープンマイク
21時00分 物販
22時00分 撤収

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