準決勝!
第一試合 "ストリートワイズマン"YZERR VS "ダーティーキッズ"Ry-lax
先攻Ry-laxさん。またもや序盤からT-Pablowさんと容姿が似ていることを突かれたYZERRさんですが、「顔が似てるってマジありきたり、お前のスキルはマジ蟻みたい」と切り返す。この後も「場違い」「段違い」「パンチライン」etc…と連続で韻を踏んでいて圧巻でした。個人的にはRy-laxさんの「EINSHTEIN、この後LINEしない?」というラインがツボだったり。結果はYZERRさんの勝利。
第二試合 "ライムガンマン"RACK VS "HIPHOP相対性理論"EINSHTEIN
先攻RACKさん。安定のRACKさんに対し、EINSTEINさんはさっきのT-Pablow戦の時のようなパンチライン炸裂、というよりは、細かく韻を踏んで攻めていた感じがしました。「他の高校生大体ナイス、こいつは〜ライカ、ジャイアンライブ」とRACKさんが太ったことに対してうまくかけてたこのラインにはしびれましたが、一歩及ばず。結果はRACKさんの勝利。
決勝戦!
"ストリートワイズマン"YZERR VS "ライムガンマン"RACK
決勝戦のみ8小節の3ターン勝負で、バトル前に使用されるビートが少し流れました。それは言わずと知れたHIPHOPの名曲、RHYMESTERさんの「B-BOYイズム」。オーディエンスの盛り上がりも一気に最高潮に。先攻はRACKさん。初っ端から「決して譲れないぜこの美学、おれもこの場でうまく踊りだす」と同曲の最初のリリックを引用し、うまく場の空気を掴むRACKさん。
しかしYZERRさんはそんな空気を押し返すようにガンガン韻を踏んで攻撃。RACKさんも3ターン目で、この日最大の早さで言葉を詰め込んで返しますが、その早さに対し「超高速」「まるで暴走族」と返すYZERRさん。見ていてどっちが勝つかわからないくらい、決勝にふさわしい白熱したバトルでした。
優勝は…!?
熱戦の末、「第 5 回 BAZOOKA!!!高校生 RAP 選手権」を見事制したのは、神奈川県川崎市からやってきた18歳のラッパー・YZERRさん! 優勝後、すぐに行われた報道陣による囲み取材の様子は下記の記事からお読みいただけます!第5回高校生ラップ選手権覇者・YZERR、勝利後インタビュー
キャパシティ約2,400人と言われるSTUDIO COASTに集った目一杯のオーディエンスは、長丁場に渡るバトルに疲れも見せず、その熱烈な戦いを常に大歓声で見届けていました。 そんな大勢のオーディエンスに祝福される中、優勝者であるYZERRさんは自身が以前、一回戦で敗退したことにも触れ、「ここに来ているみんなも絶対できるってことを俺は証明しに来ました。だから俺は絶対に諦めないでこれからも挑戦し続けます。」と、そこに集う伝説を見届けたオーディエンスに向けて熱いメッセージを送っていました。
大会コミッショナーであるZeebraさんが立ち上げる新レーベルに所属することも発表されたYZERRさん。
そんな彼のこれからの挑戦には胸が高鳴るばかりです。この様子は4月14日(月)22時より、BS スカパー!(BS241)にて放送されます。
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連載
「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」で活躍したT-Pablow、GOMESS、HIYADAM、かしわ、EINSHTEINら若きラッパーたちのロングインタビューや大会のレポート、MC☆ニガリなど大会優勝直後の心境などを特集。 また「BAZOOKA!!! 第9回高校生RAP選手権」も取材!
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