Aブロック 2回戦!
第一試合 "岸和田ラップ愚連隊"かしわ VS "ストリートワイズマン"YZERR
共に実力は証明済みの両者の対決。どちらも甲乙付け難い内容で延長戦にもつれ込みました。延長戦で緊張が吹っ切れたのか、エンジン全開で挑むかしわさんに対し、YZERRさんは「サバイバル」「様になる」「王様になる」「打開策」etc…とマシンガンのように韻を踏みまくって連射。
これには、かしわさんの表情も若干苦笑いになっているように感じました。結果はYZERRさんの勝利。人気ラッパーのかしわさんの敗退にはオーディエンスも驚いていました。しかし、「お前と兄貴が対決するドラマみたいな展開、〜覆すキングオブ変態」というかしわさんのパンチラインは多くのオーディエンスの頭に焼き付いたのではないでしょうか。
第二試合 "ダーティーキッズ"Ry-lax VS "ラップバカ一代"MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻
序盤から「これが俺の表現法、もっと感じたいんだお前の情熱を」と最高潮のバイブスでライムを吐き出すというより、豪速球でぶつけるMC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻さん。それに胸が熱くなったのか、「俺も出すぜ情熱を」とRy-laxさんもバイブスマックスで「MC ニガリ、俺みたいな才能は別にいない」と切り返し、オーディエンスを盛り上げる。結果はRy-laxさんの勝利。
1月に開催された「戦極MCBATTLE」で、高校生ラッパーの中で唯一ベスト8に入った期待のニガリさんがここで敗退する形となりました。
Bブロック 2回戦!
第一試合 "ライムガンマン"RACK VS "猛毒シンデレラ"りぼん
京都と大阪、同じ関西勢の戦い。りぼんさんは「一言いいか」と同大会のファンならば誰しもが感じていたRACKさんが明らかに太っていたことに言及。しかし全体的にどちらもガッツリぶつかり合ったというよりは、少し不完全燃焼だったのかな、という印象でした。結果はRACKさんの勝利。
第二試合 "HIPHOP相対性理論"EINSHTEIN VS "絶対王者"T-Pablow
1回戦のバトルで「だって俺が取っちゃうよ優勝トロフィー、T-Pablowからぶっとるのだしー」と言い放ち、打倒T-Pablowに燃えるEINSHTEINさんと、1回戦では、時折浮かべるニヤリとした笑みで王者の風格を醸し出していたT-Pablowさん。どちらも人気の高いラッパーで注目の高い一戦でした。 このバトルではEINSHTEINさんの物凄い量のパンチラインが炸裂。対するT-Pablowさんは「俺が日本語ラップ界の最高傑作」と、まさに大会を2連覇している王者だからこそ言えるパンチラインやEINSHTEINさんの「最年少」という部分に「大炎上」で返す。
そして最後はビートの「ガッデム!!」で終わらせ、切り返しや凄まじい気迫で押し返す……も、一歩及ばなかった様……。結果はEINSTEINさんの勝利。なんとここでまさかの第1回、第4回大会の王者が敗退する形となりました。
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「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」で活躍したT-Pablow、GOMESS、HIYADAM、かしわ、EINSHTEINら若きラッパーたちのロングインタビューや大会のレポート、MC☆ニガリなど大会優勝直後の心境などを特集。 また「BAZOOKA!!! 第9回高校生RAP選手権」も取材!
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