連載 | #224 ポップな動画を紹介してみた

テクノのつくり方動画が超ポップ! 6ステップで簡単にプロデューサー

画像はすべてHoboさんのFacebookより

テクノのつくり方を6ステップで紹介している動画がFacebookで話題になっています。公開から1週間経たず、255万再生。

動画では、MACを購入するところから楽曲の制作までを6分割し、丁寧かつわかりやすく解説。

動画を制作しているのは、プロデューサーのHOBOさん。ミニマルテクノの旗手であるRichie Hawtin(リッチー・ホゥティン)さんのレーベル・Minusに所属している人気アーティストです。

簡単にテクノプロデューサーになれそう!

繰り返される短いドラムやシンセサイザーのメロディといった電子音を中心としたシンプルな要素で構成されるジャンル・テクノ。

今回の動画では、名門レーベル・Minusを支えてきたHOBOさんが、テクノのつくり方を解説しています。 まずはMACを購入。 次にマルチ音楽ソフト「Ableton Live」の体験版を利用することを勧めています。無料なので手軽ですね。 ここまでくれば、あとは実際に音楽をつくるだけ。良いキック音を見つけて、リズムに合わせてベースを構築していきます。ここではキック音だけに、シューズなどを叩いて音を拾っていきます。 あとは、スチール音を加えたり… 塩をふりかける音(#saltbaeを意識?)などを加えて… 最後にボーカルを加えれば完成! 動画だけ見ると、めちゃくちゃ簡単にプロデューサーになれそう…。

テクノゴッド、デリック・メイもコメント!

また、Hoboさんの投稿には、テクノ界の大御所でDJ/プロデューサーのDerrick May(デリック・メイ)さんも「クリエイティブの欠落した例を示してくれて嬉しい」とした上で、「音楽を制作していくには、クリエイティビティが必要だったが、それも今は音楽業界のジョークになっている」(編集部訳)とコメント。

ここまで簡単にテクノ“風”の音楽をつくれるようになったことについての指摘でしょうか。

それに対し、HOBOさんは「この"音楽産業"のような感覚は、もはや音楽のことではありません」(編集部訳)と返答。クリエイティビティがなくても作品が成立する状況に苦言を呈しています。

実際、HOBOさんのトラックは超ドープ……! この動画でテクノに興味を持った方はどんどんディグってほしいです。
Hobo - Symptom Teaser

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