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ピース又吉『火花』に続く長編『劇場』は「わからない」の物語でした

ピース又吉『火花』に続く長編『劇場』は「わからない」の物語でした
ピース又吉『火花』に続く長編『劇場』は「わからない」の物語でした

又吉直樹「劇場」掲載の『新潮』4月号

いわゆる「天才」だけが天才なのだろうか。

誰もが、みんなが、わからない部分、自分の意思まで超越しちゃった部分、すなわち天才的な部分を、持ってるのだろうな、と、『劇場』を読んで思った。

3月7日発売の『新潮』4月号に、又吉直樹のデビュー後2作目となる『劇場』が掲載された。

『劇場』は、又吉の芥川賞受賞後、初発表された長編作品にして、自身初となる“恋愛小説”と大々的に報道された。

芥川賞を又吉と同時に受賞した羽田圭介の『成功者K』(河出書房新社)も、ほぼ同じタイミングでの刊行である。書店でも2作を並べての販売が見られた。

『劇場』を、恋愛小説として読むのは無理がある。と言うか、恋愛小説として読むものではない。

※本稿は作品のネタバレを含みます

又吉直樹『劇場』のあらすじと、主人公の向き合い方について

『劇場』のあらすじを説明する。 ...

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