連載 | #2 古今東西ボードゲーム探検!

札を重ねて頂点を目指せ! シンプルだけど奥深い「バベルの塔」

札を重ねて頂点を目指せ! シンプルだけど奥深い「バベルの塔」
札を重ねて頂点を目指せ! シンプルだけど奥深い「バベルの塔」
数多あるボードゲームの中から編集部が実際に遊んで紹介するこの連載、2回目となる今回はこちらのゲームです。

シンプルだけど奥深い「バベルの塔」!

ゲームマーケットにて販売された「サークル倦怠期」さん制作によるこのゲーム。小ぶりな赤い箱に収められたゲームの構成要素は、黒と赤の札がそれぞれ5枚だけと、とてもシンプルです。

二人で遊ぶこのゲームの主なルールは

・札を裏返して色が見えない状態でシャッフルして他の札と触れる形で机に並べる
・札を表に返して、先攻から交互に一枚ずつ自分の色の札を隣合う札に重ねたり、他の札と触れる場所に移動していく(いずれかの札が他と触れず、はぐれてしまうような移動は出来ません)
・上のルールに沿っていれば、自分の札に重ねても、相手の札に重ねてもいい
・ゲームを進め最終的に札が全て重なり一つの塔になった時、一番上に自分の色の札が来れば勝ち

というもの。

はじめに机に並べる時は他の札と触れ合ってさえいれば自由な形で配置できます

ゲームを進めると札は次第に一つの塔にまとまっていきます

うまく手順を考えて……

最終的に自分の色が塔の頂上に来れば勝ち

ルールは札に触れながらすぐに覚えることが出来て、1ゲームあたりの所要時間も5~10分とちょっとした時間で気軽に楽しむことができます。

こうして説明するだけであれば単純なゲームのように思えるのですが、実際に遊んでみると実はなかなか奥が深いのです。

実際に遊んでみた!

勝負のポイントとなるのが、重なって見えなくなった下にどちらの札があるのかということ。

最終的に塔の一番上に自分の色の札を乗せることを目指すには、自分が移動したい札の下にあるのがどちらの札なのか、相手の札の配置にも気を使いつつ自分が最後に札を移動する番となるよう考えて動かさなければいけません。

相手に頂上を取らせないためには、他の札の下敷きとなって見えない札までしっかり把握しておくことが非常に重要なのです。

そのためシンプルな見た目とは裏腹に、記憶力が非常にモノを言うこのゲーム。

実際に遊んでみたのですが、私の場合あまり覚えるのが得意でなかったために連敗を喫するハメに。負けず嫌いで何度も再戦をお願いして最後はお情けで勝たせてもらう始末でした……

札の数が少なめで持ち運びもしやすいので、これからの季節お花見や飲み会へ持ち出して、すこしお酒も入った状態で、見えない札を必死に思い出しながら遊ぶというのもなかなか面白いかもしれません。

手に入れるにはややハードル高め?

ひとつ注意しておきたいのが、入手方法について。

前回紹介した「センコウハナビシ」は一般販売もされていて在庫さえあればすぐに購入可能なのですが、今回のバベルの塔を含め同人制作による作品の場合、イベントや通販で完売すると再生産されず新たに購入するというのは難しいということがよくあります。

もし既に完売しているけれど、どうしても遊びたいゲームがあるという場合には、今回連載に協力いただいているJELLY JELLY CAFEさんのように店舗にゲームが用意されているカフェを探して遊びに行くのが良いかもしれません。

バベルの塔についてはサークル倦怠期さんのブログでも再販希望の募集も受け付けているようなので、手元に欲しくなったという方は一度問い合わせてみると要望次第で再販もされるかも……?

3月13日追記

今回紹介した「バベルの塔」ですが、ボードゲーム専門店・テンデイズゲームズさんにて現在通販での取扱があるとのことでした。

この機会にあなたもぜひ手にとっては如何でしょう?
http://shop.tendays.jp/96_810.html

取材協力:JELLY JELLY CAFE Shibuya

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