今年2016年で発売45周年を迎え、長く愛されているそのUNOが、なんと3月から初となるルール変更が行われ、それに伴って新カードを導入したリニューアル版UNOが全国で発売開始となりました。
1月には公式で発表されていたのですが、ついに3月中旬から発売開始され、先日からネット上でも大いに盛り上がっています。
パッケージも新しくデザインされた新UNO
ということで、早速KAI-YOUでは新UNOを購入して体験してみました!
新カードがヤバすぎる・・・
まずはこの、「とりかえっこワイルド」カード1枚。
想像してみてください、「UNO!」と宣言した後に、アホみたいにカードをため込んでるヤツにこのカードを使われた場合のことを・・・!
そしてもう一方は、こちらの真っ白な「白いワイルドカード」。
新ルールとは、「自分たちでルールを決められるカードの導入」のことだったのです。こんな何でもありのカード、ドンジャラのオールマイティ牌より危険です。
新UNOは、従来の108枚に加えて、これらの新カード4枚を加えた112枚のカードで遊びます。
まずはルールを確認しよう
最も基本的なゲームシステムは、配られた7枚のカードを手札として、場に出ているカードと同じ色か同じ数字のカード、あるいは特殊カード(記号カード)を順番に出していく。それを早く使い切った人の勝ち、というもの。
ただ、人によって細かいハウスルール(ローカルルール)が異なるため、プレイするにあたってルールを統一しました。
今回のプレイで採用したルールはこちら。
・同じ数字を複数枚持っている場合、何枚でも同時に場に出せる
・「ドロー2」カードを使われた場合、次の人は「ドロー2」や「ドロー4」を持っていれば、カードの効果を重ねて次の人に渡せる
・「ドロー4」に重ねられるのは「ドロー4」だけ
・最後に残っている1枚が数字以外の特殊カードの場合、ペナルティとして2枚ドローしなければいけない
まずは従来のUNOでプレイ! 盛り上がりまくり
参加者は5人。最初はみんなルールを思い出しながら探り探りでやっていました。
ただ、ゲームが進むにつれ、「ドロー2」3連続や「ドロー4」2連続から6枚や8枚と一気に手札が増えていったり
筆者はと言うと、真っ先にUNO宣言をしたものの、「スキップ」のカードを数字の「0」と勘違いしていたことに後から気付き、ペナルティとして2枚ドローする羽目に。
スキップを0と勘違いしてUNO宣言する筆者
最近、KAI-YOUではトレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering』にハマる人が続出し、有志数名が「MtG部」を結成しているのですが、BPMはその部長でもあります。
1位.GUCHIKIN
2位.かよちゃん
3位.よしだ
4位.にいみ(筆者)
5位.BPM 順位
「白いワイルドカード」のルール決めも楽しい!
何度でも書き直せるように、ルールは鉛筆で書き込みます
まず、自分たちで「白いワイルドカード」の内容を決めました。
いくつかの案が出されたのですが、「MtG部」部員たちからのMtGぽいルールを導入しようという案も踏まえ、最終的に以下3つのルールに決まりました。
指名した人の手札を見て次のターン時の行動を決めることができるという無茶苦茶な「下僕」カード。
ただ、この時筆者たちは、自分たちが決めた3つのカードが引き起こした悲劇を知る由もありませんでした・・・。
凶悪な新カードが猛威を振るう・・・!
さきほどの練習があまりに盛り上がったため、いてもたってもいられず飛び入り参加したエンジニアのキャベツを加えた6人で開始。
6人に7枚ずつを配って42枚。112枚のうちのおよそ半分が配られていることになります。果たして一体何枚の新カードが、誰の手にわたっているのか・・・。
開始から、変な緊張感が場を包みます。
MtG部の面目躍如のために本気を出すBPM
中盤までは新カードが投入されることなく、特殊カードの応酬などで盛り上がりつつも、粛々と枚数は減っていきます。
と、ここで筆者の右隣の広報・かよちゃん(主な仕事は自撮り)がUNO宣言をしたことで、いっきに場が動き出します。
UNO宣言直後に回っていた筆者のターンで、実は隠し持っていた「下僕」カードを召喚!!
かよちゃんの手札を存分に眺め回してその1枚が「赤の7」というのを確認した上で、「次のターンでカードを出すことなくドローする」と命令しました。
わかりづらいですが、か弱い女子に非道な命令を下す筆者の図
しかも、手札の中の1枚が赤ということを知っている筆者は、なるべく場の色を赤にしないように誘導し妨害していきました。
ショックのあまり言葉も出ないかよちゃん
そして、ついにBPMと編集部のよしだが、2人同時にUNO宣言! しかし、2人とも次のターンではあがれず、手札は2枚に。
と、ここでキャベツが、満を持して「とりかえっこワイルド」カードを召喚! よしだに自分がため込んだカードを押し付けたのです! これは極悪非道!!
総とりかえでホクホク顔のキャベツ
妨害がエグすぎて決着がつかねえ!!
この時点で、誰もが思っていたのは「UNOってこんな長いゲームだったっけ?」ということ。
数十分でさくっとプレイできる手軽なカードゲームのはずが、場を崩壊させるカードを生み出した我々は、この壮絶な足の引っ張り合いを繰り返すハメに・・・。
続いて筆者も勢いよくUNO宣言! と思いきや、ここで「阻止カード」を発動させるキャベツ!
筆者「うそでしょ!?」
まんまと受けたトラップカードのせいもあって、ほかのみんなが着実に勝ち抜けしていく中、なんと最後はよしだと筆者の一騎打ちに!
しかし、この時点でカード枚数が3枚ほどだった筆者は、正直負ける気がしませんでした。
「おまえはよく頑張ったよ、よしだ」という表情の筆者
「うわー、ビリかよ」という表情のよしだ
キャベツ「今おまえUNOって言ってないよ」
筆者「『今おまえUNOって言ってないよ』!?!!?」
痛恨のミス。あまりにも初歩的なイージーミスを繰り出した、編集長である筆者。
2枚のペナルティを引かされ呆然とする筆者
まじで悔しすぎて、久しぶりにビッショリ脇汗かいた出来事でした。
1位.かよちゃん
2位.GUCHIKIN
3位.キャベツ
4位.BPM
5位.よしだ
6位.にいみ(筆者)順位
楽しいけど自由なルールはよく考えて決めよう!
さて、終わってみれば、結局小一時間ほどかかった新UNOでの勝負。新カードを入れると自由度が跳ね上がり、スリリングさに磨きがかかることは間違いありません。でも、どんなルールでもいいからといって、あまりに場を乱すようなルールを書き込むのはやめようね!
新UNOによるガチバトルの様子は、動画でも配信しています! 無念にもビリとなった筆者が、罰ゲームとして一発芸を披露しているのでお手すきの際には是非ご笑覧いただければと存じます。
※実は、プレイの途中で気づいた痛恨のミスがありました。手札に出せるカードがない場合や「ドロー2」などで山札からドローした場合、その人はカードを出せず、自動的に次の人のターンになる、というルールが公式だと勘違いしていました。本当は、ドローした場合でもその中に出せるカードがあれば出していい、というのが正解で、このせいで余計に時間がかかってしまいましたとさ…。
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