『よつばと!』待望の新刊13巻発売! ファンが語る作品の魅力とは?

『よつばと!』待望の新刊13巻発売! ファンが語る作品の魅力とは?
『よつばと!』待望の新刊13巻発売! ファンが語る作品の魅力とは?

『よつばと!』13巻/よつばスタジオ(@yotuba10y1d)のTwitterより

11月26日、2年9ヶ月ぶりに漫画『よつばと!』最新13巻が発売されました! 今までで最も間の空いた刊行ペースでもあったため、待ちくたびれていた筆者は発売日に本屋へ駆け込みました。

13巻では、主人公・よつばの家に突然やってくるばーちゃんとの再会が描かれています。

2人で料理をつくったり、家の掃除をしたり。ばーちゃんが来ても普段の生活と変わらない、いつも通りの生活が描かれています。ただ、筆者は、最後のシーンでは涙をこらえられませんとだけ言っておきます・・・!

前作『あずまんが大王』からあずまきよひこさんの作品を愛してやまない筆者。ですが、大きなストーリーの展開がないことや掲載誌『月刊コミック電撃大王』の知名度の低さからか、本作は作品自体の人気に反して、実はまだ読んだことがない方も意外と多いのではないでしょうか?

そこで、13巻の発売を祝して、これまでの『よつばと!』を振り返りながら、改めて本作の魅力を(ある程度のネタバレを含みながら)お伝えします!

これまでの『よつばと!』をおさらい

『よつばと!』は、あずまきよひこさんが2003年から『月刊コミック電撃大王』にて連載中のコメディ作品。「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」を作品全体のキャッチコピーとして、5歳の女の子・よつばの視点から日常を描いていきます。

なんでもないような日常生活や町の人々とのふれあいを何気なく描き出した、かつての子供時代や憧れの幼少期を彷彿とさせる作風で、多くのファンから愛されています。

また、2006年には、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。さらに、13か国語に翻訳され、23の国と地域で100万部の売り上げを突破するなど、世界中から愛され、名実ともに日本を代表する漫画の一角を担っている作品です。

ちなみに、タイトル『よつばと!』のイントネーションは、ファンの間でもよく議論が起こります(この記事を書いている最中、社内でも大騒ぎになりました)。

ほぼ平坦に(若干「つ」に)アクセントをする派と、TVCMでの発音から「よ」にアクセントを置く派に分かれますが、公式の見解としては、あずまきよひこさんの公式ブログで「『よつばと』のアクセントは『キジバト』とおんなじ感じで。」と記載されていたことがあります。(前者のアクセントですね!)

『よつばと!』最大の魅力はよつばの純粋なしぐさ

とーちゃんとよつばが引っ越してくるシーンから始まる第1話冒頭/電撃オンラインの特設ページより

物語は、よつばと一緒に暮らす翻訳家のとーちゃんが、友人であるジャンボとともに引っ越し作業をするシーンから始まります。

最近の作風と比べると、どのキャラクターたちも体を張った動きをしていて、若干ギャグに寄り気味な初期のエピソード。近所で自由奔放に遊びまわるよつばの破天荒な行動をきっかけに、隣人である綾瀬家の三姉妹と出会います。

美人でお調子者な大学生のあさぎ。元気な反面、間の抜けた一面をもつ高校生の風香、おしとやかで利発な小学生の恵那と、三者三様の個性をもつ姉妹たち。

よつばは、そんな登場人物たちとともに、家でダラダラ過ごしたり、街を自転車で冒険してとーちゃんに怒られたり。時には海や牧場、キャンプに出かけてみたりと、さまざまな体験をしていきます。

物語が進むにつれて、とーちゃんとジャンボの後輩でチャラい外見のやんだや、三姉妹の友人・虎子しまうーみうら。気さくな自転車屋の店員・ひげもじゃなど、隣人からその友人、さらには、町の住民へとよつばの交友関係がどんどん広がっていきます。

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