2013年12月21日(土)、六本木にある会場「ニコファーレ」にて〝生命の境界〟をテーマにした、誰もが自由に研究を発表できる「第5回ニコニコ学会βシンポジウム」が開催される。それにあわせて、今回のシンポジウムでの研究者の支援金を募るプロジェクトが、国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR?」にて始まっている。目標金額は70万。期間は12月11日(水)23時までとなっている。当日の様子は、「ニコニコ生放送」で中継されるほか、開催後には報告会も放送されるとのこと。
若手の研究者の中には、過去に、スケルトニクスという外骨格型のロボットを開発した沖縄高専の学生3人が「第2回ニコニコ学会β」での発表をきっかけに、いまや会社設立まで発展したという成果を残している。 さらに、これまでも「ニコニコ学会β」は、「READYFOR?」を使っての支援を行っており、支援金を使って地方の学生が都内で発表する機会を得ることで、知名度や人とのつながりを増やすことで、研究の継続を促している。また、前述の会社設立のように新たな事業の誕生や発展につながるケースなども増えているという。
今回のプロジェクトは、こういった若手研究者への支援をさらに発展させたいという想いが根底にあることから開始された。
募られた支援金は、地方から来る研究者の旅費や宿泊費といった課題のほか、登壇者への謝礼、デモを行う作品の輸送費などに使われる。余剰金に関しては、次回以降の「ニコニコ学会β」の準備費用として有効活用されるようだ。
開場となる「ニコファーレ」は特殊な環境のため、一般入場が可能なのかは不明だ。会場は非常に狭く、スタッフ・登壇者なども含めて合計115席しかない中、支援者用に30席が確保されているという。発表会の熱気や会場のすべてを覆うLEDディスプレイによる臨場感溢れる体験は、ニコファーレ参加者にしか味わえない。
ほかにも登壇者のサイン入り本や、当日、登壇者や実行委員が書いた感想メモをまとめた「学会レポート」が後日届けられるといったサービスの引換券も受けられる。すでに発表されている各登壇者の詳細は、以前ご紹介した記事に掲載しているのでそちらを参照して欲しい。
池上高志、稲見昌彦ら参加! 第5回ニコニコ学会βシンポジウム
(http://kai-you.net/article/1602)
持ち時間は1人3分。見ること、見られることに関する研究を通して、どんな発見を得たかという発表を募集している。
また、自薦他薦を問わない公募のため、あの人の発表を見てみたい! という方の情報を書き込む他薦受付サイトもオープンされている。11月22日(金)からは、1次締切で応募された作品の投票が始まる。
日本各地の研究者への支援
「ニコニコ学会β」は、いまやネット文化を語るには欠かせない存在と化している動画Webサービス「niconico」から派生して誕生した。往来のプロの研究者しか発表できないような閉塞的ともいえる学会形式にとらわれず、日本各地に存在するさまざまなクリエイターや研究者、そして「ニコニコ動画」などのネット文化と親和性の高い作品の支援に注力し、研究支援や今回のシンポジウムという形で発表する機会を提供している。若手研究者へのさらなる支援を
過去4回にわたり開催されており、これまでは主に遠方に住む研究者への支援に力を入れてきた。第5回目となる今回は、それに加えて、さらに学生などの若手の研究者にも力を入れていくことを目的としている。若手の研究者の中には、過去に、スケルトニクスという外骨格型のロボットを開発した沖縄高専の学生3人が「第2回ニコニコ学会β」での発表をきっかけに、いまや会社設立まで発展したという成果を残している。 さらに、これまでも「ニコニコ学会β」は、「READYFOR?」を使っての支援を行っており、支援金を使って地方の学生が都内で発表する機会を得ることで、知名度や人とのつながりを増やすことで、研究の継続を促している。また、前述の会社設立のように新たな事業の誕生や発展につながるケースなども増えているという。
今回のプロジェクトは、こういった若手研究者への支援をさらに発展させたいという想いが根底にあることから開始された。
募られた支援金は、地方から来る研究者の旅費や宿泊費といった課題のほか、登壇者への謝礼、デモを行う作品の輸送費などに使われる。余剰金に関しては、次回以降の「ニコニコ学会β」の準備費用として有効活用されるようだ。
支援者にはニコニコ学会βへの招待も
支援額に応じて受けることができる引換券のなかには、今回の「第5回ニコニコ学会βシンポジウム」への入場券が含まれている。開場となる「ニコファーレ」は特殊な環境のため、一般入場が可能なのかは不明だ。会場は非常に狭く、スタッフ・登壇者なども含めて合計115席しかない中、支援者用に30席が確保されているという。発表会の熱気や会場のすべてを覆うLEDディスプレイによる臨場感溢れる体験は、ニコファーレ参加者にしか味わえない。
ほかにも登壇者のサイン入り本や、当日、登壇者や実行委員が書いた感想メモをまとめた「学会レポート」が後日届けられるといったサービスの引換券も受けられる。すでに発表されている各登壇者の詳細は、以前ご紹介した記事に掲載しているのでそちらを参照して欲しい。
池上高志、稲見昌彦ら参加! 第5回ニコニコ学会βシンポジウム
(http://kai-you.net/article/1602)
「研究してみたマッドネス」発表者募集中
また、11月24日(日)まで〝「見る・見られる」の発見〟をテーマにした「研究してみたマッドネス」の発表者を募集している。これは、誰でも、主にネット上で活躍する研究者やクリエイターが、普段取り組んでいる研究を発表する場。若手の研究者と、ビジネスやアカデミアで活躍する本職の研究者が一緒になって発表し討議するようだ。持ち時間は1人3分。見ること、見られることに関する研究を通して、どんな発見を得たかという発表を募集している。
また、自薦他薦を問わない公募のため、あの人の発表を見てみたい! という方の情報を書き込む他薦受付サイトもオープンされている。11月22日(金)からは、1次締切で応募された作品の投票が始まる。
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