「niconico」を運営する株式会社ドワンゴが主催する、プロ棋士対コンピュータ将棋ソフトが戦う将棋棋戦「電王戦」の第2回戦が2013年3月から開始され、3月30日に行われた第2局において、佐藤慎一四段が将棋ソフト「ponanza」に敗れ、史上初めて現役のプロ棋士が公の場でコンピュータに敗れることとなった。
プロ棋士対コンピュータ「将棋電王戦」の第1回戦は、2012年1月14日に行われ、対局当時日本将棋連盟会長だった故・米長邦雄永世棋聖と、コンピュータ将棋プログラム同士が最強を競う「世界コンピュータ将棋選手権」第21回で優勝したボンクラーズが対局。その結果、「1秒に1800万手を読む」というコンピュータ側のボンクラーズが、米長邦雄永世棋聖を下し、直後の記者会見で、当初の予定では1年に1戦ずつ5年間で計5回戦行われるはずだった電王戦の方針を変更し、プロ棋士5人VSコンピュータ5ソフトによる団体戦が行われることが発表されていた。
第2回将棋電王戦は、第22回世界コンピュータ将棋選手権で勝利した上位5チームの将棋ソフトと、それらソフトとの勝負に名乗りを上げた5人のプロ棋士との間で団体戦で行われている。その第1局は、阿部光瑠四段が5位の「習甦」(開発者:竹内章さん)に勝利したものの、続く第2局で、佐藤慎一四段が「ponanza」(開発者:山本一成さん)に敗北を喫した。
チェスなどと比べて、将棋は世界規模の普及率が高くないため、ボードゲームでのプログラムの開発において将棋は後発の部類に属する。例えば、チェスにおける人間対人工知能の頂上決戦と言えば、1997年、当時の世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを、IBMが開発したチェス専用のスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」が敗った記録はよく知られている。しかし、将棋に関しても、後発とは言え、前述の世界コンピュータ将棋選手権の盛り上がりなどもあり、近年では、コンピュータが人間を打ち負かす機会が増えていた。
年齢制限である26歳目前でプロ入りし、遅咲きのプロ棋士として「サトシン」の愛称で親しまれている佐藤慎一四段。対局前から並々ならぬ意気込みをブログに綴っていたが、対局後も、悔恨の思いを率直に綴り、コメント欄の大半はファンや将棋愛好者からの応援・激励のコメントで埋め尽くされている。
サトシンの将棋と私生活50-50日記
http://satosin667.blog77.fc2.com/
4時間という長い持ち時間での公開対局において、現役のプロ棋士がコンピューターに敗北したのは今回の電王戦が初めてのことで、にわかに将棋に注目が集まることとなった。人工知能と人間との頂上対決という観点もあって、続く4月6日(土)からの第3局以降にも将棋ファン以外からも関心が高まっている。
第3局以降、船江恒平五段、塚田泰明九段、三浦弘行八段といった選りすぐりの棋士が控えている。対局はすべてニコニコ生放送で配信されるが、六本木・ニコファーレでは、360度LEDによる大迫力の映像演出と豪華ゲストの出演などが予定されている有料での大盤解説の観覧も行われる。
船江恒平五段 vs ツツカナ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118755562
第4局 2013/04/13(土) 開場:09:00 開演:09:30
塚田泰明九段 vs Puella α(開発者:伊藤英紀さん)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118757229
第5局 2013/04/20(土) 開場:09:00 開演:09:30
三浦弘行八段 vs GPS将棋(開発者:田中哲朗さん・森脇大悟さん)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118757933
主催: 株式会社ドワンゴ
協力: 公益社団法人 日本将棋連盟
http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/
プロ棋士対コンピュータ「将棋電王戦」の第1回戦は、2012年1月14日に行われ、対局当時日本将棋連盟会長だった故・米長邦雄永世棋聖と、コンピュータ将棋プログラム同士が最強を競う「世界コンピュータ将棋選手権」第21回で優勝したボンクラーズが対局。その結果、「1秒に1800万手を読む」というコンピュータ側のボンクラーズが、米長邦雄永世棋聖を下し、直後の記者会見で、当初の予定では1年に1戦ずつ5年間で計5回戦行われるはずだった電王戦の方針を変更し、プロ棋士5人VSコンピュータ5ソフトによる団体戦が行われることが発表されていた。
第2回将棋電王戦は、第22回世界コンピュータ将棋選手権で勝利した上位5チームの将棋ソフトと、それらソフトとの勝負に名乗りを上げた5人のプロ棋士との間で団体戦で行われている。その第1局は、阿部光瑠四段が5位の「習甦」(開発者:竹内章さん)に勝利したものの、続く第2局で、佐藤慎一四段が「ponanza」(開発者:山本一成さん)に敗北を喫した。
チェスなどと比べて、将棋は世界規模の普及率が高くないため、ボードゲームでのプログラムの開発において将棋は後発の部類に属する。例えば、チェスにおける人間対人工知能の頂上決戦と言えば、1997年、当時の世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを、IBMが開発したチェス専用のスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」が敗った記録はよく知られている。しかし、将棋に関しても、後発とは言え、前述の世界コンピュータ将棋選手権の盛り上がりなどもあり、近年では、コンピュータが人間を打ち負かす機会が増えていた。
年齢制限である26歳目前でプロ入りし、遅咲きのプロ棋士として「サトシン」の愛称で親しまれている佐藤慎一四段。対局前から並々ならぬ意気込みをブログに綴っていたが、対局後も、悔恨の思いを率直に綴り、コメント欄の大半はファンや将棋愛好者からの応援・激励のコメントで埋め尽くされている。
サトシンの将棋と私生活50-50日記
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4時間という長い持ち時間での公開対局において、現役のプロ棋士がコンピューターに敗北したのは今回の電王戦が初めてのことで、にわかに将棋に注目が集まることとなった。人工知能と人間との頂上対決という観点もあって、続く4月6日(土)からの第3局以降にも将棋ファン以外からも関心が高まっている。
第3局以降、船江恒平五段、塚田泰明九段、三浦弘行八段といった選りすぐりの棋士が控えている。対局はすべてニコニコ生放送で配信されるが、六本木・ニコファーレでは、360度LEDによる大迫力の映像演出と豪華ゲストの出演などが予定されている有料での大盤解説の観覧も行われる。
第2回将棋電王戦
第3局 2013/04/06(土) 開場:09:00 開演:09:30船江恒平五段 vs ツツカナ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118755562
第4局 2013/04/13(土) 開場:09:00 開演:09:30
塚田泰明九段 vs Puella α(開発者:伊藤英紀さん)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118757229
第5局 2013/04/20(土) 開場:09:00 開演:09:30
三浦弘行八段 vs GPS将棋(開発者:田中哲朗さん・森脇大悟さん)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv118757933
主催: 株式会社ドワンゴ
協力: 公益社団法人 日本将棋連盟
http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/
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