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宮崎駿監督「今回は本気」の引退会見

引退会見に臨む宮崎駿監督

2013年9月6日(金)、スタジオジブリのアニメーション監督・宮崎駿さんの引退会見が行われた。会見に出席したのは、宮崎駿さんのほか、スタジオジブリの代表取締役社長・星野康二さん、プロデューサーの鈴木敏夫さんの3名。

今までにも何度か引退を口にしていた宮崎さんだが、まず「今回は本気です」と述べ、会見はスタートした。引退の理由としては、やはり年齡的なことが大きかったようだ。

「自宅と仕事場を自分で車を運転して行き来できる間は、仕事を続けたい」とし、その目安は「あと10年」と語る宮崎さん。最後の作品となる『風立ちぬ』の制作には5年を費やしたが、今後新たに長編を作るとなると、5年どころか7年はかかると予想している。その頃、宮崎さんは80歳を迎えるが、「もし自分がやりたいと思っても、年寄りの世迷い言だと思う」とし、引退の意思を明らかにした。

宮崎さんの引退について、30年共にアニメーション制作を行ってきた鈴木さんは「僕も、30年間緊張の糸はずっとありました。今回はそれが揺れた。(引退を聞いた時、)僕自身がほっとするところもあった。若い時なら止めようとする気持ちもあっただろうが、今回は、ご苦労様でした、という気持ちがわいた」とコメント。

今後の創作活動について、「ぼくは自由です」と述べ、やる自由・やらない自由があるとした上で、「前からやってみたいことがいろいろあった。それはアニメーションではない」とコメント。同時に、いまだにマンガは道楽で描いていることも明らかにしている。

また、期待の声も多い「ナウシカの続編制作は?」との質問には、「それはありません」と即答。ジブリの若手クリエイターへの監修やアドバイスについても「ありません」と答えた。

スタジオジブリとしての今後について、鈴木さんは、来年の夏公開に向けて映画を制作していると発表。公開が延期されている高畑勲監督の『かぐや姫の物語』についても、「11月23日に必ず公開する」とコメントした。

約1時間30分、世界各国から集まった記者の質問一つひとつに答えていく形で会見は進行。会見では引退の理由だけでなく、宮崎駿という作家を掘り下げるようなものなど、様々な質問が寄せられた。そして会見の最後に宮崎さんは、「こんなに人が集まってくれると思わなかった。今まで色々ありがとうございました。もう二度とこういうことはないと思います。ありがとうございます」と述べ、星野さん、鈴木さんと握手を交わし、会見は終了した。

文:たかはしさとみ

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