「ゆっくり茶番劇」商標登録は合法? アトム法律相談事務所の弁護士が解説

「ゆっくり茶番劇」の商標登録は違法ですか?弁護士がわかりやすく解説!

弁護士・YouTuberの岡野タケシ弁護士が、その解説動画「『ゆっくり茶番劇』の商標登録は違法ですか?弁護士がわかりやすく解説!」を5月17日(火)に公開。

5月18日(水)にYouTubeの急上昇ランク入りを果たして以降、執筆現在も掲載が続いている。

この動画では、アトム法律事務所弁護士法人グループが公式サイトで掲載した「『ゆっくり茶番劇』商標登録問題の質問まとめ」(外部リンク)について、同グループ代表の岡野タケシ弁護士が解説。

動画投稿者・柚葉さんによる「東方Project」の二次創作「ゆっくり茶番劇」商標登録に端を発する一連の騒動に対し、法律家として当事者とは一歩引いた立場からの見解が示されている。

岡野タケシ弁護士「みんなが怒るのは理解できる」

アトム法律事務所弁護士法人グループに寄せられた質問の内、この動画で岡野タケシ弁護士が法的観点から解説。

「商標登録は違法?」「商標登録を取り消させる方法は?」「『ゆっくり実況』『ゆっくり解説』類似語句への影響は?」「『文字商標』ってなに?」「無効審判期限後にお金の回収の可能性は?」の5つのテーマで話されている。

さらに「(『東方Project』の原作者である)ZUN氏が無効裁判を起こしたら?」という疑問についても回答が行われている。

動画終盤、今回の騒動について岡野タケシ弁護士自身の見解について聞かれると「(手続き的には)犯罪ではない、合法」「刑事のトラブルではなく民事のトラブル」としつつも、「みんなが怒るのは理解できる」とコメント。

一方で、裁判での係争には時間がかかることなどから、一次創作者であるZUNさんおよび上海アリス幻樂団がガイドラインを再整備した上で、「例えば1つの民族大移動みたいに、『ゆっくり茶番劇』という言葉はあげちゃって、みんなで別のゆっくりシリーズをつくってみんなで大移動する」というのもひとつの手段であるとした。

また、柚葉さんが「ゆっくり茶番劇」の商標を主張するのであれば、ZUNさんおよび上海アリス幻樂団は柚葉さん側の動画の削除を求めるなど、お互いに関係に線を引くことが必要であると提言した。

「質問来てた!」「結論、犯罪です」のショート動画で大ブレイク

Q:本当に弁護士なんですか? #Shorts
「岡野タケシ弁護士」こと岡野武志さんは、アトム法律事務所のグループ代表弁護士。第二東京弁護士会に所属し、登録番号は37890。

「質問来てた!」「結論、犯罪です」ではじまる、日常の疑問や時事ニュースを法律的な観点から解説するショート動画で大ブレイク。このスタイルを模倣した多数の二次創作動画も生まれている。

2021年のYouTube FanFestで発表された「国内ショート動画クリエイターランキング」では1位を獲得。また、TikTok AWARDティーチャー部門で最優秀賞を受賞。YouTubeのチャンネル登録者数は100万人を突破している。

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