すでに梅沢さんが所属するギャラリー・CASHIのオンラインストアで先行発売されているほか、3月15日(木)から上野の森美術館、CASHI、ゲンロン カオス*ラウンジの五反田アトリエで発売予定。
本書は梅沢さんの回顧録的作品集として、初期作品から「VOCA 2018」佳作賞を受賞した最新作品までを紹介。作品集を出します!ついに。
— 梅ラボ (@umelabo) 2018年3月10日
同人誌的な感じで出そうよ~とやっていたらやはりいつのまにかあれやこれやとどんどん豪華になっていってしまいました!まずはネット通販から購入可能で、15日から上野の森美術館、CASHI、五反田アトリエで購入出来る予定です!https://t.co/Gd3rUfpBNU pic.twitter.com/5gbyQKe689
美術家の黒瀬陽平さん、藤城嘘さん、筒井宏樹さんによる3本の書き下ろし論考など、テキストからも梅沢さんの活動を俯瞰できる1冊となっている。
インパクト溢れる作品を手がける梅沢和木さんとは?
1985年生まれ、武蔵野美術大学造形学部映像学科を経て、CASHIおよびカオス*ラウンジに所属する美術家・梅沢和木さん。ニックネームは梅ラボ。 インターネット上にあるキャラクターなどの画像を大量に集め、プリントアウトしたものに絵具を重ねるコラージュ作品で知られている。圧倒的な情報量に対峙するときの感覚をカオス的な画面で表現する注目の美術家だ。その作風から著作権上の問題を指摘されることがある一方、批評家の東浩紀さんからは高評価を受けた。 これまでの展示に「Empty god CORE」(2014年 B2OA gallery)、「LOVE展:アートにみる愛のかたち」(2013年 森美術館)、「特別展 手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」(2013年 東京都現代美術館)、「大地と水と無主物コア」(2012年 CASHI)、「カオス*ラウンジ2010 in 日比谷」(2010年 高橋コレクション日比谷)などがある。
そうした梅沢和木さんのこれまでの軌跡をまとめた作品集『Re:エターナルフォース画像コア』が発売。
カラーページのデザインはGraphersRockこと岩屋民穂さんが手がけている。
前述した論考に加え、美術評論家の椹木野衣さん、gnckさん、石岡良治さんらによる梅沢さんについての既発表論考を再録したほか、一部論考は英語にも対応している。
また3月24日(土)から4月1日(日)にかけて、作品集の刊行を記念した展示「新しい平面の作家その一部コア ――梅沢和木、浦川大志、百頭たけし」を開催する(外部リンク)。
期間中は梅沢さんらが登壇するトークイベントも実施予定だ。
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書籍情報
『Re:エターナルフォース画像コア』
- 発行
- CASHI
- 発売日
- 2018年03月15日
- 定価
- 2,000円(税別)
- 論考
- 黒瀬陽平、藤城嘘、筒井宏樹
- 既発表論考
- 黒瀬陽平、石岡良治、椿玲子、椹木野衣、gnck、永瀬恭一、OGIUE MANIAX(sdshamshel)、梅沢和木、筒井宏樹
- 編集
- 筒井宏樹、長田詩織
- カラーページデザイン
- 岩屋民穂(GraphersRock)
- モノクロページデザイン
- 山田麗音(BACADESIGN)、田中慧子
【梅沢和木初作品集「Re: エターナルフォース画像コア」刊行記念展】
展覧会名:新しい平面の作家その一部コア ――梅沢和木、浦川大志、百頭たけし
会期:2018年3月24日(土) – 4月1日(日)
※月曜休廊
開廊時間:15:00-20:00
会場:ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ
〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
※こちらの会場は「ゲンロンカフェ」ではございませんのでお気をつけください。
【関連イベント】
イベント1:インターフェイスのなかの「震災後」
出演:石岡良治、黒瀬陽平
日時:2018年3月24日(土) 18:00~20:00
定員:25名
参加費:1,000円
イベント2:「新しい平面」とは何か ――カオス*ラウンジから見たVOCA
出演:梅沢和木、浦川大志 ※百頭たけしも参加の可能性あり 司会:黒瀬陽平
日時:2018年3月25日(日) 18:00~20:00
定員:25名
参加費:1,000円
※どちらも事前申し込みは不要です。当日会場にお越しください、先着順にご案内差し上げます。
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