出展作家は、日本にのメディア・アート黎明期より活動、カンヌ広告賞や文化庁メディア芸術祭などで大賞を受賞した、アートユニット・exonemoの千房けん輔さん、2014年に「光るグラフィック展」を企画し話題を集めたウェブデザイナー・田中良治さん。Maltine Records のアートワークや、tofubeatsさん、私立恵比寿中学などのCDジャケットや、アパレルデザイン、広告などを多岐にわたって制作するGraphersRockさんなど、現在を象徴するアーティスト14名が揃った。
インターネット以降の東京を再構築する
梅沢和木さんの作品
上妻さんが執筆した2万字の論考「世界制作のプロトタイプによせて」に基づき作家が選出された。
参加するのは、前述の作家以外にも、カオス*ラウンジ所属の梅沢和木さん、ポケモンカードなどにイラストを提供するTOKIYA SAKBAさん、グリッチなどの手法で洋服をフォーマットに制作するNukemeさん、バンドじゃないもん!や、LADY GAGAさんなどの衣装を手がけたHachiさん、ブラックライトを使ったインスタレーション作品や、壁画を中心に制作する画家のHouxoQueさんなど。
また、作家間のSNS上の会話をウェブサイトで公開していくという試みもあり、2020年に向け、インターネット以降の東京を再構築することを狙う。
伝統あるいは合理性という信仰によって構造化された社会から一旦離れて、常識や合理性とは別の形の世界の複数性を見出すこと。そして、その複数性を肯定することからも離れて、社会という誰にでも操作できる素材たちの可能性を探ることで、各々の世界を再構築したいと考えています 上妻世海さんコメント
GraphersRockさんの作品
TOKIYA SAKBAさんの作品
HouxoQueさんの作品
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