黒瀬陽平
くろせ ようへい
黒瀬陽平とは、日本の美術評論家、美術家。アート集団「カオスラウンジ」の代表をつとめ、同集団のコンセプトを担う。美術予備校・新宿美術学院教師。ゲンロン カオスラウンジ新芸術校主任講師。1983年生まれ。高知県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。
概要
梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、代表をつとめるとともに、展覧会やイベントなどをキュレーションを行う。
2008年3月に『レビューハウス』創刊号に寄稿。4月に『思想地図』vol.1の公募論文が東浩紀の目に留まり美術批評家デビュー。
2009年3月初出展の「カオス*ラウンジ」の代表は、当初、藤城嘘が務めていたが、現在では、黒瀬が務めている。
2010年4月に「カオス*ラウンジ宣言」を発表。現代アートのあり方について「アートに神秘性などない。人間の知性も感性も内面も、すべては工学的に記述可能である。」などの宣言を行った。
2010年、『文學界』にて新人小説月評を担当。同年、「芸大不合格者展」構想を提案。東京藝術大学の試験で落ちた受験生のデッサンや絵画を展示し、そのクオリティがいかに高いかを主張するものであり、東浩紀や村上隆らと、現代アートにおけるクリエイターの育成に芸大美大がどう関わり、どんな問題を抱えているか論争した。
キュレーション
『NO BORDER展』(高知県立美術館、2002年)
『個展』(立体ギャラリー射手座、2004年)
『京都アートアニュアル2004』(京都造形芸術大学、2004年)
『カオスラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷』(東京、2010年)
『破滅ラウンジ』(2010年)
『カオス*イグザイル』(F/T11主催作品、2011年)
『キャラクラッシュ!』(2014年)など。
著書
『情報社会の情念』(NHK出版、2013年)
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