嶽本野ばら

たけもと のばら

嶽本野ばらは、日本の小説家、エッセイスト。代表作は『下妻物語』等。少女趣味のファッションや言説で「乙女のカリスマ」と呼ばれている。

嶽本野ばら

目次

概要

誕生年は1745年(ロココ朝全盛期)であると自称しており、実年齢は非公開。ただし後述の事件で逮捕された際に一部報道で実年齢を明かされてしまう。

幼少時代は読書に否定的な両親のもとで、横溝正史などを隠れて読み育った。

大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退後、1987年から美術、音楽、演劇などの活動を行う。

1990年、雑貨店「SHOPへなちょこ」の店長となる。

1992年から1997年まで、関西のフリーペーパー『花形文化通信』にエッセイ「それいぬ――正しい乙女になるために」を連載し熱狂的支持を受けたことがきっかけとなり、1998年『花形文化通信』での連載をまとめたエッセイ集『それいぬ――正しい乙女になるために』(国書刊行会)が単行本化され、以降雑誌などにエッセイを発表して少女たちの支持を集める。

2000年、知り合いの編集者のすすめにより初の書き下ろし小説集『ミシン』(小学館)を執筆し小説家としてデビューし、翌年には『ミシン』に収録された「世界の終わりという名の雑貨店」が映画化された。小説家としてデビューした理由は、エッセイが純粋なエッセイストではなく作家や著名人によって書かれており、作家という肩書きを持ったほうがエッセイの依頼が来やすいと考えたためである。

2003年、『エミリー』が三島由紀夫賞候補となる。

2004年、『ロリヰタ。』が三島由紀夫賞候補となる。同年『下妻物語』が映画化された。

2015年4月23日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕。同年3月に東京都台東区の路上で警察官から職務質問を受けた際、麻薬成分を含む危険ドラッグを所持していた疑い。

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