2026年の「新語・流行語大賞」(『現代用語の基礎知識』選 T&D保険グループ新語・流行語大賞)における、ノミネート語30個が11月5日(木)に発表されました。
本賞は、その年に流行した言葉の中でも、特に多くの人に広まり、話題となった新語・流行語を選出し、関わった人物・団体を表彰するもの。
日本における一年のトレンドを振り返る材料でもあり、昨年は内閣総理大臣・高市早苗さんの発言「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が大賞を受賞しました。
本記事では、ノミネート語の中から、特にKAI-YOUになじみ深いエンタメ・カルチャー領域にある言葉をピックアップして解説します。
目次
日本を席巻した「ちいかわ(現象)」「なんとかなれーッ」
KAI-YOU読者のみなさまならば、まず目に留まるであろう言葉は、間違いなく「ちいかわ(現象)」「なんとかなれーッ」でしょう。
「ちいかわ」は、漫画家・ナガノさんによる漫画/キャラクターコンテンツ。もともとX上に投稿している漫画が人気を博していましたが、2026年は『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が大ヒット。
公開1ヶ月で興行収入は100億円を突破。現在の興行収入は186億円に達し、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』をも超える快挙を成し遂げました。
まさに社会現象と呼んでも差し支えない勢い。劇中の名台詞「なんとかなれーッ」とのWノミネートも納得です!
シール交換を流行させた「ボンボンドロップシール(ボンドロ)」
ファンシー文具メーカー・クーリアが、2024年3月から販売している「ボンボンドロップシール」。

ちいかわとコラボした「ボンボンドロップシール」/画像はボンボンドロップシール公式Xから
ドロップのようなぷっくりとした見た目と、つやつやした質感が特徴のシールは、平成女児ブームとの相乗で人気が過熱。シール交換が流行となりました。
上記のちいかわはもちろん、サンリオ、たまごっち、ディズニーなど、人気キャラクターとのコラボ商品も多数展開。交換の際に好条件で取引される“高レート”シールとして話題を集めました。
結果、様々な店舗や通販サイトで品切れが続出。衣料品チェーン・しまむらのオンラインストアなど、販売停止に至るところも出てきました。平成レトロブームの光と影を感じさせる言葉です。
2026年トップクラスのバズワード「ドパガキ」
「ドーパミン中毒のガキ」略して「ドパガキ」。
情報過多/過激なコンテンツに適合したことで、常に強い刺激を求めるようになり、集中力が続かない子ども(あるいは、そのような人)を揶揄するネットスラングです。
2026年は、ポップロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの楽曲への批判・揶揄からこの言葉が使われ始め、いまでは様々なジャンルで批判・揶揄・自虐の文脈で使われるようになっています。
立ち返ればネガティブな言葉ですが、それを逆手に取ってセールスポイントとして売り出すコンテンツも。なにより4文字に圧縮してしまうとなぜかポップな雰囲気も出てしまうのが不思議ですね。いろいろな意味で、2026年を象徴する言葉にはなっていそうです。
あと、KAI-YOU的にはVTuber・してはるさんの検証動画が印象に残った方も多いはず。みなさん、ドパミンデトックスできてますか~?
議論の続く「AI暴走」「声の権利」「フィジカルAI」
2026年も、AIの進化は加速を続けました。いまや生活になくてはならないと感じる人も多いはずですが、同時に様々な問題も引き続き起きています。
特に、開発中のAIが開発者の手を離れて、Webサービスなどを攻撃する「AI暴走」や、声優などの声が学習され、無秩序に使われる事態に対し、声優たちが「声の権利」を掲げて動き出すなど、社会問題化するケースも起きつつあります。
同じく今年のノミネート単語「データセンター」も、周辺住民への騒音・悪臭の問題が提起されつつありますね。
一方で、AIをコンピュータの中だけでなく、ロボットなどの“肉体”を与えて活躍させる「フィジカルAI」というジャンルも活発になってきました。諸問題を孕みつつも、AIの発展はまだまだ続くでしょうか。
M!LKの人気曲「好きすぎて滅!」もノミネート
2026年はボーカルダンスユニット・M!LKの「好きすぎて滅!」が華々しい成績を残しました。
Billboard JAPAN(ビルボードジャパン)が2026年上半期チャートでは、総合ソング・チャート2位にランクイン。
そしてM!LK自身も、国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2026(略称・MAJ2026)」で「最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞(グループ/ソロ)(Best Boys Idol Culture Artist (Group/Solo))」に輝きました。
キャッチーなタイトルと歌詞から、歌ってみたなどへの波及も著しい名曲。M!LKを一躍スターへと押し上げたポップソングとして、今後も親しまれていきそうな予感です!
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