新進気鋭の個人勢VTuber・してはるさんの動画が、VTuberシーンで俄かに注目を集めています。
ショート動画の文法そのものをネタにした企画で、SNS上でも話題に。投稿開始間もないながら、YouTubeのチャンネル登録者数は5万人と、急速に伸びています。
特に「ドーパミンデトックス」をテーマにした検証動画など、短尺文化に対するユニークなアプローチが支持を集めています。
セルフ受肉×動画勢で存在感を示す個人勢VTuber・してはる
してはるさんは、2026年3月から動画投稿を開始した個人勢VTuber。
アバターを自作したいわゆる“セルフ受肉”のスタイルで、軽妙な語り口が特徴。配信ではなく動画投稿を中心に活動しています。
初投稿の自己紹介動画では、活動内容として「絵描き」「検証」「ご飯」「お散歩」の4ジャンルを掲げ、動画ベースで展開していく方針を明言。
「手弁当で少しずつアップデートしていく」と語り、制作過程そのものをコンテンツとして共有していく姿勢を見せました。
今も続く5ちゃんねるのオフ会に潜入
注目を集めたのが、5ちゃんねるのスレッドで告知されたお花見オフ会に参加した動画です。
してはるさんは、上野恩賜公園で行われたオフ会に実際に足を運び、参加者と交流しながら現場の空気を記録。
かつての匿名掲示板文化の延長線上にあるコミュニティを、誇張や嘲笑ではなく、淡々とした観察として描いた点が印象的です。
飛び入り参加にもかかわらず自然に受け入れられる様子や、長年続く集まりの歴史などが語られ、ネット上の過去ではなく、いまも続いている現場として提示されました。
「ドーパミンデトックス」ショート文化へのメタな実験
さらに話題となっているのが、「ドーパミンデトックス」をテーマにした検証動画です。
YouTubeショートの最大3分という仕様を利用し、「最後まで視聴できるのか」をテーマにした耐久型のコンテンツとして展開。
視聴者の離脱率や完走率を計測し、後日結果を報告するとしています。着眼点が凄い。
最初の検証動画は、軽快な語りや言葉遊びで視聴者の興味を引きつけ、「デトックス」を掲げながらも強い刺激を持った内容。
続く「上級編」では、その点を自ら反省し、演出を抑えた構成に変更するなど、検証条件そのものをアップデートする過程が描かれています。
最新の検証動画である「鬼編」は、真っ黒な画面が続くだけの3分間動画。ここまでいくとYouTubeの規約に引っかからないか不安になりますね……。
刺激を繰り返し摂取する現在のインターネットの感覚
また、動画内では「コメントで合言葉を書いて共犯者になれ」と、視聴者を単なる受け手ではなく、検証の参加者として巻き込む設計も特徴的。
短い刺激を繰り返し摂取するショート動画文化のなかで、「3分間、何も起きない動画を見続けられるのか?」という問いは、どこか現在のインターネットの感覚を照らしているようにも思います。
現在のところ、ドーパミンデトックス動画の検証結果はまだ発表されていません。
動画内でも「一定のデータが集まり次第報告する」とされており、その続報にも注目が集まります。
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