プロ棋士/雀士の鈴木大介さんが11月5日(木)、現在行われている麻雀のタイトル戦「第43期鳳凰戦」を最後に、来期以降の「鳳凰戦」への参加を辞退すると表明した。
鈴木大介さんは、辞退の理由を「将棋の対局との両立が日程的に難しくなってきたこと」だと自身のXで説明。
引き続き日本プロ麻雀連盟には所属し、可能な限りプロ雀士としての活動も行っていくとしている。
「鳳凰位」リーグ戦で首位をキープ中の鈴木大介プロ
「鳳凰戦」は、日本プロ麻雀連盟が主催するタイトル戦。1984年の第一期から始まり、40年以上の歴史を誇る。
現在日本の麻雀界では、最高位戦日本プロ麻雀協会が主催する「最高位決定戦」など、複数の団体がそれぞれの会員向けにタイトル戦を行っている。「鳳凰戦」もそういったタイトル戦の一つであり、日本プロ麻雀連盟が主催するタイトル戦の中では最高峰となっている。
「鳳凰戦」は会員がA~Eのランクに振り分けられ、A1/A2リーグは1年、Bリーグ以下は半年ごとの成績により昇降級が行われている。
最終的な「鳳凰位」のタイトルは、毎年1月から2月上旬にかけてリーグ戦上位3名と現鳳凰位の合計4名で4日間にわたる決定戦を行い決定。
鈴木大介さんは、現在行われている「第43期鳳凰戦」にてA1リーグに所属。残すは最終節のみとなる11月5日時点で首位につけている。

2026年11月5日時点の「第43期鳳凰戦」A1リーグ順位/画像は公式順位表から
今期の「鳳凰戦」について鈴木大介さんは「決定戦出場が決まった際には、そこでも食いのない戦いができるよう、最後まで自分らしく、一打一打を大切に打ち切る所存です」と意気込みを綴っている。
史上初、将棋&麻雀のプロとして活動する鈴木大介
鈴木大介さんは、奨励会を経て1994年に20歳でデビューしたプロ棋士。
日本将棋連盟が定める最高段位である九段の段位者であり、第12期竜王、第77期棋聖などのタイトルを獲得。2017年~2023年には日本将棋連盟の常務理事をつとめていた。
また、柴田ヨクサルさんの将棋漫画『ハチワンダイバー』では監修をつとめ、作中に登場する主人公の師匠・鈴木のモデルにもなっている。

『ハチワンダイバー』第1巻/画像はAmazonより
鈴木大介さんは奨励系時代に、「雀鬼」「20年間無敗の男」などの異名で知られる桜井章一さんの雀荘に通っていた(外部リンク)。その当時共に卓を囲んでいた仲間の一人が、後にサイバーエージェントの代表となる藤田晋さんだった(外部リンク)。
その後2人は、2017年にABEMAの「将棋チャンネル」を開設するなど、共に仕事をするように。
鈴木大介さんは、日本将棋連盟の常務理事の任期満了後となる2023年5月に麻雀プロとしての活動を開始。
史上初の“雀士と棋士の二刀流”プロとして、ABEMAのプロ麻雀リーグ「Mリーグ」にもチーム「BEAST X」から出場。11月5日時点ではチーム全体で4位、個人成績では23位に付けている。
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