ゲームの仕組みに着目した批評誌『遊星 物語るゲームたち』が、11月8日(日)に東京ビッグサイトで開催される「文学フリマ東京43」で頒布される。
実験的なゲームを紹介/批評する同人誌企画「遊星歯車機関」が手がけた一冊。B5判408ページで、価格は2500円。
noteで公開してきた記事を増補/改訂した論考26本に加え、新規コンテンツとして約10本のミニコラムを収録する。
【画像】批評誌『遊星 物語るゲームたち』誌面『テトリス』の乱数からセーブ&ロードまで、ゲーム独自の仕組みを考察
『遊星 物語るゲームたち』は、ビデオゲームのシステムやインターフェース、プレイヤーの操作といった「メカニクス」に注目し、そこから生まれる体験や表現を考察する批評誌。

『遊星 物語るゲームたち』
収録されるのは、『テトリス』のブロックの出現順を決定する乱数アルゴリズムの歴史をたどる「テトリスの進化論━━快適な乱数とは何か?」や、セーブ&ロードがゲームの物語に与える影響を考察する「『ゆうしゃ』はなぜ『ゆうしゃ』なのか?:セーブ&ロードの物語論」など、全26本の論考。
ほかにも、『Disco Elysium』におけるプレイスタイルと物語の関係、『Baba Is You』のルールを変更する仕組み、『Return of the Obra Dinn』に代表される推理ゲームの構造など、多彩な作品とテーマを扱う。

「テトリスの進化論━━快適な乱数とは何か?」
執筆にはxclocheさん、murashitさん、千葉集さん、geekdrumsさん、佐久間真作さん、FUKUKOZYさん、otaku can change the worldさん、humanoさん、テトラポッド葉山さん、赤野工作さんの10人が参加。
表紙イラストはoreoさん、デザインはotaku can change the worldさんが担当した。
実験文学の試みをゲームで──「遊星歯車機関」とは?
遊星歯車機関は、実験的な試みを取り入れたゲームを紹介/批評する同人誌企画として、2025年9月に始動した。
企画の着想源となったのは、実験文学を横断的に紹介する書籍『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』。
同書が小説の構造や仕掛けによって生まれる読書体験を考察しているように、遊星歯車機関ではゲームのシステム、物語の分岐、乱数、報酬や損失の設計などに着目している。

『遊星 物語るゲームたち』目次
ゲームはテキストや映像だけでなく、プレイヤーが操作することや、ゲーム内のルールそのものによって物語を表現できる。遊星歯車機関は、そうしたゲームならではの表現を読み解くことを目指している。
書籍版『遊星 物語るゲームたち』は、11月8日(日)12時から17時まで開催される「文学フリマ東京43」の南3・4ホール「き-51〜52」で頒布予定。
通販はBOOTHで受け付けており、発送はイベント終了後となる。

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