「RIZIN仙台大会」全試合結果レポート 神龍誠がフライ級王座戴冠、扇久保博正との因縁に決着

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KAI-YOU編集部_ストリートカルチャー部門

第7試合:元谷友貴✕ vs. ◯トニー・ララミー

第7試合:元谷友貴 vs. トニー・ララミー

RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg→59.0kg)
※ララミー選手の体調考慮してキャッチウェイトへ変更
結果:元谷友貴✕ vs. ◯トニー・ララミー ※判定0-3

セミメインカードにはフライ級グランプリ決勝で扇久保博正選手に敗れたものの、死闘を演じた元谷友貴選手が出場。対するは、最近の試合では打撃だけでなくレスリング力の強さも見せているトニー・ララミー選手。2人が目指すのは、直後に行われるタイトルマッチの勝者への挑戦権獲得だ。

1R、ララミー選手がキックやパンチを散らしていく。元谷選手は相手の打撃から組みを狙う構図か。ララミー選手が左フックでダウンを奪う。トップポジションからパンチを連打。元谷選手がなんとか立ち上がりスタンドで組んだ状態。倒そうとするが失敗、逆にララミー選手がマウントポジションに。ララミー選手のラウンド。

2R、オーバーハンドから組もうとする元谷選手だがララミー選手も反応して回避。ララミー選手の力強さが上回る。元谷選手のタックルを切る、スタンドではジャブやローキックを混ぜながらの打撃で主導権を握る展開。元谷選手もストレートで応戦するがダメージが気になる。手数でも有効打でもララミー選手が上回ったか。

3R、後がない状況の元谷選手は右ストレートからのオーバーハンドで組みに行くが対応される。ララミー選手は的確に打撃を当てつつ、踏み込みすぎないバランスで上手さを見せる。組んで元谷選手だが対応され、ララミー選手の対応力とスタミナが際立つ。相手の頭が下がればアッパー、上がればジャブと、ボクシング技術の高さも見せるララミー選手。

全局面で元谷選手を上回ったララミー選手が、判定3-0勝利。前年のフライ級グランプリには参戦できなかったものの、準優勝者の元谷選手を倒したことで、タイトルマッチレベルの実力者であることを証明した。

第8試合:フライ級タイトルマッチ 扇久保博正✕ vs. ◯神龍誠

第8試合:フライ級タイトルマッチ 扇久保博正 vs. 神龍誠

フライ級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
結果:扇久保博正✕ vs. ◯神龍誠 ※判定0-3

フライ級王者の扇久保博正選手が、アメリカのジム・ATTでのトレーニングを経てRIZIN2連勝の神龍誠選手を迎え討つタイトルマッチ。常に舌戦を繰り広げてきた因縁のある“かつての師弟”の対決は、2024年7月以来およそ2年ぶりの再戦となる。

扇久保選手が初の防衛戦で絶対王者としての実力を示すのか、それとも神龍選手がリベンジを果たし世代交代を告げるのか。RIZIN初の東北大会で、東北出身者同士のメインカードは、文字通りフライ級トップ戦線の行方を占う一戦だ。

1R、まずは打撃で扇久保選手がプレッシャーをかけるが、神龍選手も冷静に捌いて対応。飛び込んだ扇久保選手の攻撃を交わした神龍選手がテイクダウン。ここからダメージを与えられるかがポイントか。細かくパンチを当ててながら立たせない。残り1分でスタンドの展開。タックルからケージ際に押し込んだ神龍選手がバックからパンチ。扇久保選手もローキックで体勢を崩させる。緊張感のある一戦。

2R、扇久保の左フックが入りはじめる。両者の打撃のタイミングが合いはじめる。神龍選手のカウンターでのタックルから組み付く。離れ際に扇久保選手の打撃を放つ。神龍選手も膝蹴り。首相撲から膝の連打。扇久保選手は打撃戦の構えか。グラウンドではなくスタンドでの殴り合い中心に展開していく。

扇久保博正 vs. 神龍誠 第2ラウンド

3R、扇久保選手のジャブが届く、神龍選手もカウンターでバック肘を放つ。スタンドで組みの状態になるもすぐさま離れて打ち合い。グラップラー同士とは思えない激しい展開に。手数と有効打での勝負か。残り2分25秒で扇久保選手の頭部から出血でストップ。神龍選手の肘がヒットしたことによるものだ。

再開後、扇久保選手は前に出て圧をかける。互いにパンチがヒット。タックルから押さえ込みにかかる神龍選手だが、思うように攻撃ができない。スクランブルからギロチンを仕掛けるが不発。最後は扇久保選手が上から蹴りを落とそうとするもゴング。死闘の決着は判定へ。

終了直後には握手と抱擁、そして言葉を交わしていた両者。判定の結果は、3-0で神龍選手が勝利。これまで圧倒的な存在として君臨していた王者・扇久保選手の牙城を崩し、RIZINフライ級の新チャンピオンが誕生した。

試合後のマイクでは、“かつての師”である扇久保選手に対して「扇久保……先生」と呼び、「あなたのおかげで強くなれました」と感謝の言葉を口に。さらには格闘技をはじめたきっかけとなった父親を呼び込み、ベルトをかける場面もあった。

最後には、扇久保選手も「誠、今までいろいろ言ってごめん」と謝罪すると、「これからRIZINフライ級一緒に盛り上げていこう。世界一にしよう」と呼びかけると、2人は改めて握手を交わした。

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