ユニバーサル ミュージック合同会社が7月28日、Mrs. GREEN APPLEが開催した野外ライブに伴う騒音問題に対する謝罪文を公開した。
騒音に関する苦情が寄せられたのは、7月26日(土)~27日(日)に横浜山下ふ頭の特設会場で開催されたMrs. GREEN APPLEの公演「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE 〜FJORD〜(以下、FJORD)」。
謝罪文では、騒音の要因を「当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散し、周辺にお住まいの皆様の騒音としてご迷惑をおかけする結果となってしまいました」と説明。再発防止に努めるとしている。
Mrs. GREEN APPLEのデビュー10周年記念ライブ「FJORD」
今回のライブは、2015年にメジャーデビューしたMrs. GREEN APPLEのデビュー10周年を記念して開催されたイベント。
Mrs. GREEN APPLEは、10周年企画「MGA MAGICAL 10 YEARS」を展開中。7月8日にベストアルバム『10』がリリース。今後は展覧会や初の韓国単独公演の開催、ドキュメンタリー映画の製作が予定されている。
大きな節目のライブだということもあり、「FJORD」では1200機のドローンや花火を導入。
2日間で10万人を動員し、WOWOW、映画館、カラオケ、各種配信プラットフォームでの中継も行われるなど、非常に力の入った公演となっていた。
また、今回のライブ映像は『MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD(フィヨルド)~ ON SCREEN』として映画化されることも発表されている。
運営は対策は行ったものの、当日の風向きによって音が拡散されたと説明
そういった盛り上がりの裏で、SNSや地図上にコメントを投稿できるアプリ「Yahoo!天気」には音漏れに関する声が集まっていた。
中には会場から10km以上離れた川崎市まで音が届いているという投稿もあり、大きな注目を集めることとなった。
野外ライブということもあり、ユニバーサルミュージック側も騒音への対策が必要なことは認識。今回の謝罪文では「本ライブイベントは、開催概要について近隣の皆様に事前にご案内の上、法令等にて定める音量基準に準拠して開催致しました」と説明。
それにも関わらず苦情が寄せられるほどの騒音が出てしまった原因を「海側に向けて客席を設置、客席の後方で音が衰減するように事前にシミュレーションを重ねておりました。しかしながら、当日の風向きにより想定以上に広範囲に音が拡散し、周辺にお住まいの皆様の騒音としてご迷惑をおかけする結果となってしまいました」と分析している。
謝罪文は「今回の事態を真摯に受け止め検証を行い、再発防止に努めてまいります。同時に、地域の皆様にご理解とご協力をいただけるようなライブイベントの開催に尽力していく所存です」と締めくくられている。

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