VRヒップホップユニットのCROWKが、新曲「家路 feat. 潮成実」を配信リリースしました。
CROWKは、主にソーシャルVRサービス・VRChatを拠点に活動する2MC/1DJのヒップホップユニット。
アザラシに王冠がついたアバターが特徴的なCROTCHETさんと、別名義ではサイファーコミュニティの主宰も行うWisKさん、そしてDJのjentagawa a.k.a.さがわさんがメンバーです。
今回の新曲「家路」は、バーチャルシンガーの潮成実さんとのフィーチャリング。
そもそも、VRヒップホップとは何なのか。CROWKとはどのようなユニットなのか。ご紹介していきます。
VRChatに広がる独自のヒップホップカルチャー
VRChatといえば、ゲーミングPCやVRゴーグルを用いてアバター同士で仮想空間でのコミュニケーションを楽しむソーシャルVRサービスの最大手。
その中には、大小問わず様々なコミュニティが存在し、DJ/クラブイベントや音楽フェス、ストリートライブを想定したワールドなど、音楽好きのためのコミュニティも多く存在します。
VRChatサイファー「C3」の様子/画像はXより
ヒップホップカルチャーもその一つ。
実は、2018年頃からVRChatのヒップホップ好きが集まり、サイファーやMCバトルの大会を開くなど、独自のシーンが生まれつつあるんです。
VRChat発のヒップホップユニット「CROWK」とは
CROWKはそんなVRヒップホップシーンの代表的アーティストの1組です。
2020年10月にデビューシングル「Free For All」(外部リンク)を公開して以降、楽曲配信はもちろんのこと、VRChat内の音楽イベント、さらにはオフラインのイベントまで精力的に活動しています。
2022年5月にリリースした代表曲「嗤ゥせぇるすまん (Prod.WICSTONE)」は現在、YouTubeで1.8万回再生、2023年6月にリリースしたアルバム『THE BLACK TRAIN』はiTunes Storeのヒップホップ/ラップ ヒップホップ/ラップ トップアルバムジャンル(国内)にて20位を記録。
2024年3月に行われたTBS主催のメタバース音楽フェス「META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ」では、長瀬有花さん、春猿火さんなどと名を連ねて出演。
2025年5月には川崎にて開催されたバーチャルアーティストをフィーチャーしたオフラインイベント「Vの宴2025 in CLUB CITTA'」にも出演するなど、局所的ながらも着実に実績を積み上げています。
そんなCROWKのMCの1人であるWisKさんは、別名義となるSeathreeとしてVRChat上のサイファーコミュニティ「C3サイファー(VR Cipher Communication Cricle)」を2018年頃に設立。現在まで、主宰を続けています。
C3サイファーは、CROWKに限らず様々なVRヒップホップアーティストを輩出しており、YouTubeや各種配信サービスなどに楽曲をリリースしています。
広がりを見せつつあるVRヒップホップの世界。ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント