ホロライブ儒烏風亭らでん×にじさんじ栞葉るり、学術系VTuberが学ぶ意味を語る

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KAI-YOU編集部_エンターテインメント部門

儒烏風亭らでんさんと栞葉るりさんのコラボ配信

ホロライブの姉妹グループ・hololive DEV_IS(ホロライブデバイス)に所属するVTuber・儒烏風亭らでんさんと、にじさんじ所属VTuberの栞葉るりさんのコラボ配信が、5月19日に実施されました。

美術好きの儒烏風亭らでんさんと古典好きの栞葉るりさん。その活動から“学術系VTuber”とも呼ばれる2人は、配信で好きなものに対する姿勢やVTuber活動における考え方などについてトーク。

美術と古典という、共に歴史的な背景を踏まえることでより面白くなるジャンルという共通点を活かしながら、“知的でアカデミック”な配信が繰り広げられました。

“ほぼ同期” 儒烏風亭らでんと栞葉るりの初コラボ

2023年9月、hololive DEV_IS内の音楽ユニット・ReGLOSS(リグロス)のメンバーとしてデビューした儒烏風亭らでんさんは、美術や落語などへの造詣の深さを活かし、複数の美術館とコラボレーションを展開してきたVTuber。

対する、栞葉るりさんは2023年11月デビュー。古文を解説する企画を行うなど、古典好きという特徴を活かした活動を展開。2025年7月25日(金)には、著書『ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族』を刊行します。

儒烏風亭らでんさん

栞葉るりさん

ほぼ同時期に、共に学術系と呼ばれる2人が活動を開始したのも何かの縁を感じます。

そんな2人が、“サシ”以外ではじめてコラボしたのは2024年9月。.LIVE(どっとライブ)所属VTuberのカルロ・ピノさんが主催した、学術系VTuberが集結した企画でした。

当該企画で、儒烏風亭らでんさんは美術、栞葉るりさんは古典文学の講師としてそれぞれ出演。2人によると、当時からコラボの話はあったようで、今回は文字通り念願叶っての実現となりました。

カルロ・ピノさん主催、学術系VTuber集結企画

栞葉るり、古典の魅力を語る「1000年前の貴族と繋がれる」

儒烏風亭らでんさんと栞葉るりさんの配信は、一瞬、2人が好きなバラエティ番組「水曜どうでしょう」の話題を挟みながら、事前に視聴者へ募集していた質問に答える形で進行。

古典が好きになったきっかけを聞かれた栞葉るりさんは、小学校の時に百人一首の授業で、坂上是則さんによる「朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪」という歌を教えてもらった時だったと振り返ります。

月明かりに照らされた雪の美しさを詠んだ歌を通じて、「1000年前のめちゃくちゃ偉い貴族の人と、普通の小学生の私と、感じることって同じなんだと思った時に、1000年前の人との繋がりを感じて、古典を好きになりました」とコメントしました。

美術と古典を好きになったきっかけを答える儒烏風亭らでんさんと栞葉るりさん/画像はYouTubeより

すると、儒烏風亭らでんさんが「古典の一番好きなところは?」と、一歩踏み込んで質問。

栞葉るりさんは「残っている古典作品は、どれも人に愛されてきたからこそ残っているものだと思うんですよ。じゃなかったら散逸してなくなってしまうと思うから。その残っていること自体が、誰かの愛とか、これが好きなんだ!っていう気持ちを感じられるところ」と力強く話しました。

ちなみに、儒烏風亭らでんさんが日本美術を好きになったきかっけは「能面」だったようです。

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素敵な配信でした

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2件のコメント

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onda

恩田雄多

コメントありがとうございます。
KAI-YOU編集部の恩田と申します。
おっしゃる通りお二人の配信はとても興味深く、学びの多い配信でした。

またご指摘いただいた件、失礼いたしました。
先ほど記述を「曲」から「ラップ」へと改めさせていただきました。
よろしくお願いいたします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:12593)

この配信を取り上げてくださってありがとうございます。
お二人の語り口も軽やかで、とても楽しい配信でしたね。
第2回も楽しみです。

1点だけ、らでんさんの「薄明エンコード」ですが、オリジナル"曲"ではなく、オリジナル"ラップ"だそうです。
ビートがオリジナルではなく、フリー素材の曲を利用したため、オリジナル"曲"ではないとホロライブ事務所からも正式に判断を頂いているとの事でした。