儒烏風亭らでん「意味あることだけだったら、きっと息ができない人もいる」
美術や古典など、学術的な分野にある種共通して話題に挙がるのが、「それらを学び知る意味はあるのか」という問いでしょう。
2人に対しても数学教師だという視聴者から「古典や美術を学んでも意味がないと言われたら?」という質問が寄せられました。
「意味のないこと、無駄なことが人生で一番楽しい」「自分にとって何が意味があるのか、意味のないことをたくさん知らないとわからない」と栞葉るりさん。
数学教師だという視聴者から「古典や美術を学んでも意味がないと言われたら?」という質問も/画像はYouTubeより
儒烏風亭らでんさんも、「もし(自分が)そう言われたら、“この世の中が、学んで意味のあることだけだったら、きっと息ができない人もいる”って返すと思います」と語りました。
続けて「無価値の価値みたいなものがありますよね」と持論を述べると、栞葉るりさんは「価値がないもの許さない世の中は、生きづらいのではないか?」と共感を示しました。
ホロライブとにじさんじ、大手所属VTuberとして学術を扱うバランス
およそ1時間の配信は、2人の美術と古典に対する造詣の深さもさることながら、なぜ好きなのか、何が魅力なのか、“好き”を活かした活動をどのように考えているのかなど、自分の言葉で説明する姿が印象的でした。
近年、一芸に秀でたor特徴を有したVTuberは現在、“特化型VTuber”とも呼ばれ、その中でも学術系と呼ばれるタレント(魅力)を持った存在は、従来のVTuberシーンの外へと活躍の場を広げています。
一方で、儒烏風亭らでんさんはホロライブ(hololive DEV_IS)、栞葉るりさんはにじさんじと、いまやVTuber業界を代表する大手事務所に所属。
配信では2人とも、事務所に所属しながらの現在の活動について、自分の好きなこと、ファンが求めること、事務所所属VTuberとしてやるべきことなど、やりたいこと/やるべきことのバランス感覚に悩む様子もうかがえました。
企業VTuberゆえの悩みで意気投合する場面も/画像はYouTubeより
儒烏風亭らでんさんと栞葉るりさんが、このほかにどんなトークを繰り広げたのか。詳細はぜひ配信本編をご覧ください。
2人だらかこそのラジオのような配信「るりらでん」。第2回が早くも待ち遠しいところですが、ひとまず儒烏風亭らでんさんはオリジナルラップ「薄明エンコード」、栞葉るりさんは5月23日(金)の3Dお披露目配信をチェックしながら次なる展開を待ちましょう。
※記事初出時から、「儒烏風亭らでんさんはオリジナル曲」→「儒烏風亭らでんさんはオリジナルラップ」と記述を改めました。

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2件のコメント
恩田雄多
コメントありがとうございます。
KAI-YOU編集部の恩田と申します。
おっしゃる通りお二人の配信はとても興味深く、学びの多い配信でした。
またご指摘いただいた件、失礼いたしました。
先ほど記述を「曲」から「ラップ」へと改めさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
匿名ハッコウくん(ID:12593)
この配信を取り上げてくださってありがとうございます。
お二人の語り口も軽やかで、とても楽しい配信でしたね。
第2回も楽しみです。
1点だけ、らでんさんの「薄明エンコード」ですが、オリジナル"曲"ではなく、オリジナル"ラップ"だそうです。
ビートがオリジナルではなく、フリー素材の曲を利用したため、オリジナル"曲"ではないとホロライブ事務所からも正式に判断を頂いているとの事でした。