批評家/ビートメイカー/MCの吉田雅史さんの新刊『アンビバレント・ヒップホップ』が、3月7日(金)にゲンロンから刊行される。定価は3300円(税込/電子書籍は2500円)。
批評家の佐々木敦さん、音楽家/文筆家の菊地成孔さんが帯コメントを寄せている。
現在ゲンロンの公式オンラインストアほか、Amazon、書店で予約を受け付けている。
批評家として執筆、ビートメイカーとして音楽をつくる吉田雅史
吉田雅史さんは、1975年生まれの批評家。『ゲンロンβ』をはじめ、『ele-king』『ユリイカ』などで執筆している。
佐々木敦さんが主任講師をつとめるスクール「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」の、初代総代(各期の受講生から選ばれる最優秀賞受賞者)に選ばれた人物でもある。
主な著書に『ラップは何を映しているのか』(大和田俊之さん、磯部涼さんとの共著)、翻訳に『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』。
MA$A$HI名義で音楽活動も展開しており、ビートメイカーとしてはMeisoさんのアルバム『轆轤』プロデュースや、OMSBさんのEP『HAVEN』『喜哀』に参加している。
ヒップホップと日本語ラップ論の連載を書籍化
『アンビバレント・ヒップホップ』は、2016年からゲンロンの雑誌『ゲンロンβ』に掲載されてきた、ヒップホップと日本語ラップ論の連載を書籍化したもの。
書籍化に際して、多くの書き下ろしを追加している(連載の一部はゲンロンのWebサイト「Webゲンロン」でアーカイブ中)。
吉田雅史さんはXで「2016年開始の連載時から足掛け10年近く、結果大部分が書き下ろしとなった渾身のヒップホップ/日本語ラップ論ですので是非お手に取って頂けますと嬉しいです!」と告知している(外部リンク)。
なお、刊行に合わせて特設サイトが公開。本書の“はじめに”から一部抜粋した「ヒップホップという生き方」の試し読みができる。
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