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ゲンロン、合同会社カオスラを提訴 ハラスメント問題を受けて損害賠償請求

ゲンロン、合同会社カオスラを提訴 ハラスメント問題を受けて損害賠償請求

公開された株式会社ゲンロンの声明

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  • ゲンロン、合同会社カオスラを提訴
  • 1000万円の損害賠償請求
  • 二転三転するハラスメント問題
作家・思想家の東浩紀さんが創業した株式会社ゲンロンが、美術集団「カオス*ラウンジ」を運営する合同会社カオスラを提訴した。 公開された文書では、損害賠償請求訴訟により実損および逸失利益および裁判費用784万5334円、慰謝料250万円の合計1034万5334円の請求が申し立てられている。

二転三転する、カオスラによるセクハラ・パワハラ問題

事の発端は2020年7月。

23日に、合同会社カオスラとアートスクール「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」を共同運営していた株式会社ゲンロンが、「合同会社カオスラとの契約解除について」というプレスリリースにて「重大な契約違反を確認」したため同社との提携解消、黒瀬陽平さんの主任講師の退任が明かされた。

翌24日、合同会社カオスラもプレスリリースを発表し、「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」の業務および合同会社カオスラ社内での業務において、黒瀬陽平さんによるアシスタントスタッフへのハラスメント行為が行われたことを確認したため、黒瀬陽平さんが退社することを報告した。 カオスラはプレスリリースの中で、株式会社ゲンロンと関係者へのお詫びと共に、黒瀬陽平さんと長年カオス*ラウンジを共同企画してきたアーティストの藤城嘘さんが代表社員に就任するに至ったことを発表した。

ハラスメントの被害者である安⻄彩乃さんは、藤城嘘さんもハラスメントの加担者であったことを告発。藤城嘘さんの代表就任に対して疑問が残る結果となっている。

さらに2020年10月20日、カオスラはこれまでの公表を「不正確」だったとして謝罪を撤回。「弊社は本件の発覚以後、安⻄彩乃⽒と協議しておりましたが、協議を進める上で、同⽒の側に、不法⾏為となりうる複数の問題⾏為を確認したため、このたび司法の判断に委ねることとし、東京地⽅裁判所へ訴状を提出致しました」という声明を発表。

その後、実際に安西さんを提訴するに至った。

本日公開された文書の中でゲンロンは「合同会社カオスラと、上記契約違反によって生じた損害の賠償責任について交渉を行なってきました。しかし同社からは、同社はハラスメントを行なっておらず、弊社へも損害を与えておらず、したがって賠償責任はないとの回答が戻ってくるばかりで、交渉の展開は望めないものでした。そこでやむなく、提訴に至ったものです」としている。

なお、共同事業だった「ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校」は、「ゲンロン新芸術校」として新体制でのスタートを切っている。

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