プロ格闘ゲーマー・MenaRDさんが2月13日、プロ格闘ゲーマーの梅原大吾(愛称・ウメハラ)さんに10先での勝負をXで持ちかけたことが話題になっている。
10先とは10本先取を略した言葉。先に10回勝利を収めた方を勝者とする試合形式だ。最長で19試合の長丁場を戦う過酷な形式であることから、プレイヤーの真の実力が試される。
MenaRDさんはこの10先にて梅原大吾さんに挑みたいとし、「僕たちがこの10先に数か月準備してから挑んだら、一体どこまで行けるのか——その可能性を考えずにはいられません」とXに投稿。
「今年でなくても、すぐでなくても構いません。ただ、ウメハラさんのプレイに魅せられ、ストリートファイターに人生を捧げることを決めた者として、共にこのゲームのさらなる高みを目指す機会をいただけないでしょうか」と呼びかけている(外部リンク)。
世界最高峰のプレイヤー・MenaRDと現役の伝説・梅原大吾
MenaRDさんはドミニカ共和国のプロ格闘ゲーマーで、現在世界最高峰のプレイヤーと称される人物。
menaRD選手/画像はXより
『ストリートファイター5』の世界大会「Capcom Cup 2017」や「Capcom Cup IX」(2023年)で優勝を飾り、2024年には「EVO Japan 2024」の『ストリートファイター6』部門でも王者になった。
対する梅原大吾さんは、日本で初めてプロ格闘ゲーマーという職業を確立したプレイヤー。
世界最大規模の格闘ゲーム大会「EVO 2004」において、圧倒的に不利な状況から大逆転を果たした通称“背水の逆転劇”など、数々の伝説を残している。
43歳になった今なお第一線で活躍しており、2024年にはSaishunkan Sol 熊本の一員として、国内最高峰の『ストリートファイター6』のリーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024」に参戦した。
梅原大吾の主催イベント「獣道」開催を期待する声も
梅原大吾さんは長期戦主体の格ゲーイベント「獣道」を主催しており、その中では日本屈指のプロ格闘ゲーマー・ときどさんとの一戦も実現して話題になった。
「獣道」は2021年12月の「獣道4」を最後に沈黙を保っているが、それは梅原大吾さんがやりたいときに開催するというスタンスを取っているためであり、いつ次回「獣道5」が行われるかは未知数だ。
そんな状況でMenaRDさんからの提案が公開されたため、Xでは「獣道5」の開催を期待する声も上がっている。
なお、XでMenaRDさんから10先の提案が投稿された2月13日、ちょうど配信していた梅原大吾さんは、「何使うんだろうな、ザンギエフかな?」「やるかぁ。やりたくなってきたなぁ久しぶりに」などとコメント。
実施の可能性は未知数ながら、対戦実現に意欲的な姿勢を見せていた。
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