2023年7月、とあるオーディション企画が開催された。
プロゲーマー・梅原大吾さんが主催する「俺を獲れ」である。
6月に発売された『ストリートファイター6』は、ゲームシステムが刷新されプレイの敷居を下げることに成功。公式大会の賞金総額が2億円を超えることも予告されており、大きな注目を集めていた。
発売からのスタートダッシュに成功し、CAPCOMやゲーミングチームらが中心となって様々なイベントや大会企画も行われた。特に6月に開催された「REJECT FIGHT NIGHT」「第1回 Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6」(CRカップ)の2大会は、格ゲー界隈を飛び越えてTwitchストリーマーやバーチャルYouTuberシーンをも巻き込み、大々的に盛り上がった。
特に「CRカップ」は、終盤で梅原大吾がみせた"令和版・背水の逆転劇"によってSNSのトレンドを独占。“梅原、ここにあり”と存在感をまざまざと見せつけることになった。
そんな大逆転劇の直後にアナウンスされたのが、今回のオーディション企画「俺を獲れ」である。 一世一代のチャンスを掴むオーディションとして志願者(挑戦者)を募集し、5人の審査員(斧役)が「いいな」「面白そうだな」と好印象を持った場合、挑戦者に斧ポイントを与え、後日審査員本人と連絡を取り合い、何らかのチャンスを掴もうという内容だ。
年齢や性別、職業、ジャンルは不問であり、顔出しNGや匿名希望といった個人的都合にもしっかり合わせて臨むこともできるという、なんとも間口の広いオーディションとなった。
結果、ガチの素人からクリエイター、芸人や格ゲーマー、VTuberまで、多彩な面々が集まったこのオーディション。KAI-YOUではイベント現場を直撃取材した。
本日8月26日(土)20時からは続編として「俺を獲れトーナメント」が開催されるため、改めて振り返る意味で、当日のライブ配信で2万人もの視聴者を集めた現場の様子をお伝えする。8月26日(土)20:00開幕「俺を獲れトーナメント」
オーディション発表から集まった応募数は500近くを数え、書類審査で厳選するところからスタート。
4時間以上をかけて審査員全員で選考を行った結果、応募者へ合格が伝えられたのは、オーディションの2日前というギリギリの進行だった。
この日の挑戦者らは、周囲と歓談する者もいれば、気の置けない同士でガヤガヤと賑やかな格ゲープレイヤーを中心とした面々に、緊張感をたたえて1人で待機する者と、十人十色の様子。 初めての試みということもあってか、主催の梅原さんは企画内容や選考についてかなり悩んだようだった。
「ギリギリまで(詳細を)決めていなかった」この日のオーディション終わりに梅原さんへ取材した際には、ハッキリとそう答えていた。
そのため、オーディションにまつわる具体的な内容はおろか、どのような挑戦者が参加してくるかも不明。挑戦者やスタッフの多く、加えて我々メディア側もイベント詳細をほとんど知らない状況で当日を迎えていた。 スタッフからイベント進行について説明を受け、いよいよイベントが始まる時刻の10分前。
「イベントはどのように進んでいくのか?」と緊張感が漂う挑戦者サイドとは別に、スタッフサイドにも、うっすらと別の焦りが見えていた。
主催者である梅原大吾その人が、到着していないのである。 この日審査員を務めることになっていたのは、梅原さんを含めて5人。
REJECT格闘ゲーム部門プロデューサーに就任したこく兄さん、株式会社COMP代表取締役の鈴木優太さん、世界的ベーシストで格ゲーマーでもある川村竜(ミートたけし)さん、株式会社GameWithのエンターテイメント事業部執行役員を務める重藤優太さん、この4名が登壇することになっていた。
全員経歴やポジションは違えど、「格ゲー」というキーワードのもとに集まり、シーンに携わってきた人物ばかり。4人はすでにスタジオの席に座って談笑しているが、一向に梅原さんの姿が見えない。「このままではスタート時間に間に合わないかも? 大丈夫か?」と筆者は心配していた。 すると開始4分前、颯爽と梅原さんは現れた。「The Beast」の黒シャツ・黒スウェットにサンダルを履き、ヘッドフォンを首に下げて審査員席に直行。
ふぅ…とひと息つくが、配信スタッフから梅原さんのTwitchチャンネルにログインできていないことを告げられ、慌てて調整しにいくことに。 平常運転の“ウメちゃん”とも言えるが、一連の流れでひと笑いをかっさらってしまい、スタッフ陣どころか挑戦者たちの緊張感もふっと和らいだワンシーンだった。
プロゲーマー・梅原大吾さんが主催する「俺を獲れ」である。
6月に発売された『ストリートファイター6』は、ゲームシステムが刷新されプレイの敷居を下げることに成功。公式大会の賞金総額が2億円を超えることも予告されており、大きな注目を集めていた。
発売からのスタートダッシュに成功し、CAPCOMやゲーミングチームらが中心となって様々なイベントや大会企画も行われた。特に6月に開催された「REJECT FIGHT NIGHT」「第1回 Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6」(CRカップ)の2大会は、格ゲー界隈を飛び越えてTwitchストリーマーやバーチャルYouTuberシーンをも巻き込み、大々的に盛り上がった。
特に「CRカップ」は、終盤で梅原大吾がみせた"令和版・背水の逆転劇"によってSNSのトレンドを独占。“梅原、ここにあり”と存在感をまざまざと見せつけることになった。
そんな大逆転劇の直後にアナウンスされたのが、今回のオーディション企画「俺を獲れ」である。 一世一代のチャンスを掴むオーディションとして志願者(挑戦者)を募集し、5人の審査員(斧役)が「いいな」「面白そうだな」と好印象を持った場合、挑戦者に斧ポイントを与え、後日審査員本人と連絡を取り合い、何らかのチャンスを掴もうという内容だ。
年齢や性別、職業、ジャンルは不問であり、顔出しNGや匿名希望といった個人的都合にもしっかり合わせて臨むこともできるという、なんとも間口の広いオーディションとなった。
結果、ガチの素人からクリエイター、芸人や格ゲーマー、VTuberまで、多彩な面々が集まったこのオーディション。KAI-YOUではイベント現場を直撃取材した。
本日8月26日(土)20時からは続編として「俺を獲れトーナメント」が開催されるため、改めて振り返る意味で、当日のライブ配信で2万人もの視聴者を集めた現場の様子をお伝えする。
目次
『俺を獲れ』開始目前 挑戦者・スタッフの緊張感
7月9日、東京・中野にあるRed Bull Gaming Sphere Tokyoにて「俺を獲れ」が開催された。オーディション発表から集まった応募数は500近くを数え、書類審査で厳選するところからスタート。
4時間以上をかけて審査員全員で選考を行った結果、応募者へ合格が伝えられたのは、オーディションの2日前というギリギリの進行だった。
開演の一時間前に現地に着くと、オーディション会場は設営準備もあってかバタバタとした模様。控室も特別用意されていないので、審査員・挑戦者・スタッフ陣が入り混じり、雑多な空気を醸し出していた。4時間45分かけて俺を獲れ選びました#俺を獲れ#RedBullGamingSphereTokyo pic.twitter.com/7IabyXm5i3
— 梅原大吾 (@daigothebeastJP) July 3, 2023
この日の挑戦者らは、周囲と歓談する者もいれば、気の置けない同士でガヤガヤと賑やかな格ゲープレイヤーを中心とした面々に、緊張感をたたえて1人で待機する者と、十人十色の様子。 初めての試みということもあってか、主催の梅原さんは企画内容や選考についてかなり悩んだようだった。
「ギリギリまで(詳細を)決めていなかった」この日のオーディション終わりに梅原さんへ取材した際には、ハッキリとそう答えていた。
そのため、オーディションにまつわる具体的な内容はおろか、どのような挑戦者が参加してくるかも不明。挑戦者やスタッフの多く、加えて我々メディア側もイベント詳細をほとんど知らない状況で当日を迎えていた。 スタッフからイベント進行について説明を受け、いよいよイベントが始まる時刻の10分前。
「イベントはどのように進んでいくのか?」と緊張感が漂う挑戦者サイドとは別に、スタッフサイドにも、うっすらと別の焦りが見えていた。
主催者である梅原大吾その人が、到着していないのである。 この日審査員を務めることになっていたのは、梅原さんを含めて5人。
REJECT格闘ゲーム部門プロデューサーに就任したこく兄さん、株式会社COMP代表取締役の鈴木優太さん、世界的ベーシストで格ゲーマーでもある川村竜(ミートたけし)さん、株式会社GameWithのエンターテイメント事業部執行役員を務める重藤優太さん、この4名が登壇することになっていた。
全員経歴やポジションは違えど、「格ゲー」というキーワードのもとに集まり、シーンに携わってきた人物ばかり。4人はすでにスタジオの席に座って談笑しているが、一向に梅原さんの姿が見えない。「このままではスタート時間に間に合わないかも? 大丈夫か?」と筆者は心配していた。 すると開始4分前、颯爽と梅原さんは現れた。「The Beast」の黒シャツ・黒スウェットにサンダルを履き、ヘッドフォンを首に下げて審査員席に直行。
ふぅ…とひと息つくが、配信スタッフから梅原さんのTwitchチャンネルにログインできていないことを告げられ、慌てて調整しにいくことに。 平常運転の“ウメちゃん”とも言えるが、一連の流れでひと笑いをかっさらってしまい、スタッフ陣どころか挑戦者たちの緊張感もふっと和らいだワンシーンだった。
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