ヒップホップアーティスト・千葉雄喜さんのヒット曲「チーム友達」が、2024年2月の発表以降、国内外多くのアーティストやタレントにカバーされたのも記憶に新しいこの頃。
発表から1年近くが経つ2025年も、初音ミクも参加するボカロ曲としてリミックスされるケースや、VTuberによる「歌ってみた」など、ヒップホップシーンの外でも「チーム友達」ブームは再燃し始めているようです。
意外なタイミングで公開されたホロライブENのカバーが話題に
まず話題になったのは、VTuberグループ・ホロライブEnglishの面々(シオリ・ノヴェラさん、古石ビジューさん、ネリッサ・レイヴンクロフトさん、フワワ・アビスガードさん、モココ・アビスガードさん)によるカバー動画です。
1月18日に動画が公開されると、海外はもちろん日本のファンからも反響を呼びました。
意外な組み合わせなのももちろんありますが、原曲リリースからもうすぐ1年という、流行が一周回りきった感のあるタイミングで公開されたのも話題になった理由かもしれません。
YouTubeチャンネルに投稿された動画は、1月31日の時点で再生回数は300万回を超えています。
ボカロ曲であれば、ボカロP・appyさんの「チーム友達 (初音ミク, 重音テト Remix)」が挑戦的で、歌詞が大幅にアレンジされています。
「インターネッ友達 チームオフ会 質素な暮らし Discordオンライン」など、ネットの文脈に則った歌詞が、ずっしり重いビートの上をなめらかに滑るユニークな1曲に仕上がっています。
大きな広がりはまだ見せていませんが、ボカロ好きに発掘されました(外部リンク)。
千葉雄喜の華麗なるカムバックを演出した「チーム友達」
「チーム友達」は、千葉雄喜さんがアーティストとしての再始動を飾る初の楽曲として、2024年2月13日にMV公開と共にリリースされました。
大阪のラッパー・Jin Doggさんらによる身内スラングだった「チーム友達」をフックにしたこの曲。
もともとは「KOHH」名義で活躍し、日本でも有数のヒップホップアーティストとして知られていた人物の新曲ということもあり大きな期待を集めました。
そして、その期待に応えるように「チーム友達」はバイラルヒット。海外ではクリス・ブラウンさん、バン・Bさん、ミーガン・ザ・スタリオンさんらも拡散しSNSを席巻。
さらに、星野源さんがラジオ番組『オールナイトニッポン』で言及するなど、ヒップホップシーンを超えミームとなりました。
後にJin Doggさん、Young Cocoさん、JNKMNさん、PETZさん、eydenさん、キングギドラ、SKY-HIさん、Watsonさんらが参加したRemixアルバムもリリースされています。
アーティストとしてのみならず、文芸誌『文學界』でのエッセイ連載、ABEMAの番組「千葉雄喜の勇気、貸します。」の放送、「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティ出演など様々な形での露出も増加中。
2025年1月には、タレントのマツコ・デラックスさんと共演したTV番組「マツコ、リアルする」が反響を呼びました。
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