グラミー賞運営団体が「J-POPが2025年に世界的ブームになる」と予想

グラミー賞運営団体が「J-POPが2025年に世界的ブームになる」と予想
グラミー賞運営団体が「J-POPが2025年に世界的ブームになる」と予想

2024年におけるJ-POPの世界進出に貢献したとザ・レコーディング・アカデミーに評されたXG

アメリカの音楽業界で最も権威があるアワード「グラミー賞」を主催するザ・レコーディング・アカデミーが1月8日、「5 Music Trends You May See In 2025: The Rise Of J-Pop, Music Video Craze & More」と題した記事を公開した。

音楽/文化ジャーナリストのJ'na Jeffersonさんが執筆した同記事は、2025年の音楽業界におけるトレンドを予想したもの。

その中で「J-Pop Will Boom(J-POPがブームになる)」と、日本の音楽が世界的に流行すると言及されている。

「XGのようなスーパーグループ」の活躍が、2024年のJ-POP世界進出に貢献

J'na Jeffersonさんは、「コラボレーションやクロスオーバーの成功によって文化的存在感が高まり、活気あふれるJ-POPシーンは世界の音楽の中でますます目立つようになる──世界征服(global takeover)に刻々と近づくていくはずだ」とコメント。

その上で、2024年におけるJ-POPの世界進出に重要な役割を果たしたのが、「XGのようなスーパーグループ」の活躍だと指摘した。

XG「WOKE UP」

米津玄師の世界ツアーや千葉雄喜の「Mamushi」客演も評価

また、米津玄師さんが3月からスタートする初の海外ツアーも「J-POPの世界的な広がりにおける画期的な出来事」だと評価。

“元KOHH”ことラッパー・千葉雄喜さんが、米ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)さんの楽曲「Mamushi」で日本語ラップを披露したことも「日本のアーティストの知名度をさらに高めた」と説明している。

Megan Thee Stallion「Mamushi」

J'na Jeffersonさんは、「このジャンルの多様なサウンドの特徴は、その拡大とともに新たな聴衆を魅了し、届き続けるだろう」と予想している。

過去にはYOASOBI、Travis Japan、Creepy Nutsも紹介

ザ・レコーディング・アカデミーは、以前にも世界各国から気鋭のアーティストをピックアップするオリジナルコンテンツ「Global Spin」で、日本のアーティストをフィーチャー。

2024年11月にはYOASOBIが、12月にはTravis Japanが取り上げられ、同様のライブ企画「Global Spin Live」には、5月にCreepy Nutsが2024年最大のヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」で登場していた。

なお、J'na JeffersonさんはJ-POPの世界的流行のほかにも、2025年の音楽業界におけるトレンドを予想。

「ミュージック・ビデオが大復活する」「プロテスト・ミュージック(政治的抗議のメッセージを含む音楽)はさらに普及する」「(あらゆる形態の)ロックがメインストリームを乗っ取る」「音楽リリースのルールが塗り替えられる」の4つを挙げている。

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J-POPの世界進出、その最前線

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