映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)の公開当時の貴重な予告編と劇場特報が、11月18日に『攻殻機動隊』公式YouTubeチャンネルで公開された。
押井守監督が手がけた本作の公開日である11月18日を、記念すべき日として祝した企画となる。
作中の主なシーンをダイジェストで映しながら、ナレーションによる煽りを挟む定番の告知映像になっている。
一方で「この秋、このアニメが映画を進化させる」といったキャッチコピーから、公開当時作品にかけられていた期待感をうかがい知ることができる。また、一般鑑賞料金が1400円と表示されるなど、現在より低価格である点からも時代が感じられる。
SFアニメの金字塔──『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、1995年11月18日に公開された劇場アニメ。
士郎正宗さんによる漫画『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』を原作に、押井守監督とProduction I.Gがオリジナルの展開を描いた。
原作にあったコミカルな描写は鳴りを潜め、暗く重いシリアスな内容になっている。
国内外で高い評価を受け続けており、多くの人物や作品に影響を与えるSFアニメの金字塔として今も語り継がれる。2004年には続編の『イノセンス』が公開された。
神山健治が新たな地平を開拓 サイエンスSARUの新作も制作へ
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』および『イノセンス』の制作後、2002年から放送された「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(通称・攻殻機動隊S.A.C.)」シリーズも人気を博す。
監督/シリーズ構成に神山健治さんを迎えた同シリーズは、士郎正宗さんによる原作とも押井守監督による映画とも異なる新たな地平を開拓。多くの新規ファンを呼び込んだ。
スタッフ/キャスト共に一新した劇場版アニメシリーズ「攻殻機動隊 ARISE」(2013年〜)を経て、2020年からはNetflixで「攻殻機動隊 SAC_2045」シリーズが配信開始。
そして2024年5月には、『犬王』『映像研には手を出すな!』『きみの色』などのサイエンスSARUによる新作が告知。2026年の公開に向けて制作が進められている。
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