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「絵に命を吹き込む──キャラクターを通して魅力的な世界を創造するインディ アニメーターをご紹介します」
というテキストと共に、YouTube Japanの公式アカウントが作成した再生リストが表示されるはず。
ここ数年、アニメーター・こむぎこ2000さんを中心に生まれた「#indie_anime」のハッシュタグと共に、SNSを中心に盛り上がるインディーアニメ。そのムーブメントがYouTubeからの認知された……ということでしょうか。
かねひさ和哉らの作品をYouTubeがピックアップ
YouTube Japanの公式チャンネルが、10月26日までに作成した再生リスト「絵に命を吹き込む」(外部リンク)。文字通り、絵やキャラクターを生き生きと動かすアニメーションにふさわしい名前です。
現在までに再生リストに入っている作品は全部で13本。
どのような基準で選ばれたのか定かではありませんが、おぱんちゅうさぎで知られるクリエイター・可哀想に!さんの作品や、マリマリマリー、私立パラの丸高校といったYouTubeチャンネルの作品も。
現在の“インディーアニメ”という言葉から想起されるクリエイターとしては、2025年1月31日(金)にアニメ映画『メイクアガール』の公開を控える安田現象さんや、“ギリギリダンス”こと「はいよろこんで」のMVを手がけたかねひさ和哉さんの作品もピックアップされています。
インディーアニメ、ほかにもたくさんあります!
つくられた経緯を含め、やや謎のプレイリストではあります。
が、ここ数年のシーンの盛り上がりがついにYouTubeから認知された……と言えるかもしれません。
ただ「ほかにも作品ありそう!」と思った人も多いはず。事実、現在YouTube上では様々な自主制作アニメが公開されていて、「インディーアニメ」というワードで検索するだけでも大量の作品と出会えます。
例えば、10月5日・6日に開催されたイベント「インディーアニメマーケットX!」では、参加クリエイターが自身の作品を紹介。そのほとんどがYouTube上で視聴可能です。
中でも、個人的に気になった作品として、商業アニメでも活躍したアニメーション作家・仁保知行さんの『カミゴロシ』(※現状はプロローグのみ公開)は、カナダのファンタジア国際映画祭にノミネートしている作品。
また、豊崎愛生さんと雨宮天さんという人気声優を起用して、魔法使いと少年のひと夏の物語を描いた『藍の約束』も本編が公開中。
このほか、2025年の公開を目指して制作中の『轍を越えてゆけ』や『LOCA!(ロカ)』なども、数十秒から数分の映像が公開されています。
あくまでも筆者の肌感として……ですが、2025年は“インディーアニメ”というムーブメントを受けて制作をスタートした作品群が、次々とプロダクトとして公開される年になりそうな予感があります。
テレビや劇場で流れる作品とは異なる、作家個人がつくりたいものを実直に表現したインディーアニメ。ぜひぜひ気になる作品を見つけて、よければ僕に教えてください!
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